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漫画家 ウィキペディアから
さそう あきら(1961年2月9日 - )は、日本の漫画家。兵庫県宝塚市出身。男性。代表作に『神童』、『トトの世界』など。「無垢な存在」と「世界」との出会いを主題とすることが多い。また幼少期よりピアノを習っていたこともあって現代音楽やクラシック音楽に興味があり、音楽をテーマにした作品も多い[1]。
商社マンであった父の仕事の関係で、小学校2年から5年の間インドのボンベイで生活。日本人学校で日本から来た級友が持っていた『巨人の星』と『タイガーマスク』が漫画との出会いで、本人曰く「僕の『原』漫画体験は梶原一騎」。それしか漫画がなかったこともあり、何度も何度も繰り返し読んだという[1]。
大阪教育大学教育学部附属高等学校池田校舎を経て、早稲田大学第一文学部卒業。小学生時代を除いて漫画はほとんど読んだことがなかったが、大学合格前から有名だった早稲田大学漫画研究会に入ると決めていて、入学してからそこで漫画を描き始める[1][注釈 1]。当時は「ニューウェーブ」といわれた大友克洋や高野文子などが出てきた時期で、そういう漫画に大きな影響を受けたという[1]。
大学在学中の1984年、『シロイシロイナツヤネン』でちばてつや賞大賞を受賞し、デビュー[2]。
1999年、『神童』で文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞と手塚治虫文化賞マンガ優秀賞をダブル受賞[3]。
2001年、NHKにて『トトの世界』が全5回のショートシリーズとしてドラマ化された。
2006年より京都精華大学マンガ学部マンガ学科の専任教員に就任[4]。
2007年、『神童』が映画化される。
2008年12月、『マエストロ』で文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を再び受賞。
2009年、「週刊コミックバンチ」にて『さよなら群青』を連載開始するが、2010年3月に15号掲載の第29話で同誌での連載を終了。4月23日より第30話分から携帯サイト『モバイルバンチ』とwebサイト『ほぼ日刊イトイ新聞』へと掲載の場を変えて連載を再開、8月20日に物語を完結させる。
2021年、京都精華大学マンガ学部マンガ学科での教員の活動を終了[4]。
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