エネルギー療法
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エネルギー療法(エネルギーりょうほう、Energy medicine)は電気療法、磁気療法、手当て療法、遠隔ヒーリングなど、エネルギーを用いた補完・代替医療の一分野である。エネルギー医学(Energy medicine)、エネルギー医療(Energy therapy)とも呼ぶ。
扱われる「エネルギー」は、科学的に存在が証明されるもの、非科学的なもの、伝統的概念がある[1]。「エネルギー療法(Energy medicine)」という語は、1980年代の非営利機関「国際サトルエネルギー&エネルギー医学学会」[2] 設立から使用され、各種の著作が発表されている[3][4]。ホメオパシーやアロマテラピーも、使用されるレメディや精油といった薬剤の効果をエネルギーによるとする解釈があり、エネルギー療法とされる場合がある[4]。
まとめ的な論文においては、2000年のシステマティックレビューは、遠隔治療と手当て療法を混在して調査し、57%が有効であったことから、さらなる研究の必要性を論じた[5]。2015年のメタアナリシスは、同じく混在した非接触的治療を調査し、小さいながらも統計的に有意な効果を発見した[6]。2001年、2003年、2008年の条件の異なるレビューは、スピリチュアルな治療や遠隔治療では、臨床における有効性を見出さなかった[7][8][9]。
エネルギー療法は、過去においては、補完・代替医療を研究するアメリカの国立補完代替医療センター(NCCAM、現・アメリカ国立補完統合衛生センター)で取り上げられていたが、現在では一部(鍼や気功など)を除いて、取り上げられていない(詳細は#NCCAMによる分類を参照)。