技術者
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技術者(ぎじゅつしゃ、英: engineer)は、専門の技術を備えるもしくは、工学に関する専門的な才能や技術を持った実践者のことである。
なお日本においては、名称独占資格である「技術士」英: Professional Engineer(プロフェッショナル・エンジニア)および「技能士」英: Technician(テクニシャン)と違って、名称独占資格ではなく明確な定義のない呼称でもある。
実際的に、スキルを持つものの呼び名として呼されるため、工学以外の技術・tech(テック)分野も含め広く用いられている[1]。
技術者に対応する英語として、または同じ意味合いの外来語として、エンジニア (engineer) の呼称も用いられる[1][2]。ただし、一般的な語の対応としては、「工学」が「エンジニアリング」で「技術」が「テクノロジ」であるため、どう対応あるいは同じなのかは微妙である。ウィキペディア日本語版では工学者の記事を、工学分野の研究者の記事としている。
また、日本以外の国においては「エンジニア」の称号には工学士の学位が必要とされるなど明確な制限がある場合が多く、日本語での「技術者」「エンジニア」は、こうした国においては別の職種とみなされる「テクニシャン」(技能者)に相当することも多いため注意が必要である[1][3]。ただし、研究所によってはエンジニアの上位の者をテクニシャンと呼んだり、定型的な技能で作業をする者を「ラボラトリーエンジニア」と呼ぶ。
また別の類義語として「技師」や「技士」も存在するが、こちらは日本では役職名や資格名に用いられることが多い(例、臨床工学技士、臨床検査技師、診療放射線技師、施工管理技士)。