カシン型駆逐艦
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カシン型駆逐艦(英語: Kashin class destroyer)は、ソビエト連邦海軍・ロシア海軍が運用する警備艦・大型対潜艦・大型ミサイル艦の艦級に対して付与されたNATOコードネーム。ソ連海軍での正式名は61型大型対潜艦(露: Большие противолодочные корабли проекта 61)。また改良型として61M型および61MP型も開発され、こちらは改カシン型と称された。
概要 カシン型駆逐艦 61型大型対潜艦, 基本情報 ...
カシン型駆逐艦 61型大型対潜艦 | |
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「クラースヌイ・カフカース」 | |
基本情報 | |
艦種 | |
前級 | BPK: 57-A型 (カニン型) |
準同型艦 | 61ME型(ラージプート級) |
次級 | BPK: 1135型 (クリヴァク型) |
要目 (61型後期建造型) | |
基準排水量 | 3,550トン |
満載排水量 | 4,510トン |
全長 | 144 m |
最大幅 | 15.8 m |
吃水 | 4.6 m |
機関方式 | COGAG方式 |
主機 | M8Eガスタービンエンジン×4基 |
推進器 | スクリュープロペラ×2軸 |
出力 | 72,000 hp (54 MW) |
速力 | 38ノット (70 km/h) |
航続距離 | 3,500海里 (18ノット巡航時) |
乗員 | 266名 |
兵装 | |
FCS |
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レーダー |
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ソナー |
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ソ連海軍初の新造ミサイル駆逐艦であるとともに、世界で初めてエンジンを全てガスタービンとした艦級として知られており、1960年代から1970年代にかけて20隻が就役し、艦隊のワークホースとして活躍した。1974年に1隻が事故で失われ、またほとんどが1980年代末から1990年代にかけて退役したが、01090型として改修された1隻はその後も運用を継続し、一時は世界一艦齢の古い駆逐艦となった。この艦も2020年に退役して博物館船となった。