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「グレコ・ネロ」はこの項目へ転送されています。グレコ・ネロの名でも知られるイタリアの赤ワイン用ブドウ品種については「マリオッコ・ドルチェ」をご覧ください。 |
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「モルビデッラ」はこの項目へ転送されています。モルビデッラの名でも知られるイタリアの白ワイン用ブドウ品種については「ビアンカーメ」をご覧ください。 |
グレコ (Greco) とは、ギリシャが起源ではないかといわれている、一連のイタリアのワイン用ブドウ品種である。この呼称は白ブドウ品種 (グレコ・ディ・トゥーフォ (Greco di Tufo) やグレコ・ビアンコ (Greco bianco) など) にも黒ブドウ品種 (グレコ・ネロ (Greco nero) ) にも用いられている。グレコ・ネロの栽培に用いられている面積のほうが大きいが、「グレコ」の呼び名が指すものとしてもっとも一般的なのは、白ブドウ品種のほうである。グレコ種は、カンパーニャ州では保証つき統制原産地呼称 (D.O.C.G.) 認定ワインであるグレコ・ディ・トゥーフォ (Greco di Tufo) の生産に用いられている。カラブリア州では、グレコ・ビアンコ種が原産地統制呼称 (D.O.C.) 認定ワインであるグレコ・ディ・ビアンコ (Greco di Bianco) の生産に用いられている。時として「グレコ」という名称は、ギリシャが起源だと考えられている複数の品種––––もっとも有名なものではトレッビアーノなど––––の別名として用いられることがある[1]。