バーブラ・ストライサンドのディスコグラフィ
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バーブラ・ストライサンドはアメリカ合衆国の女優・シンガーソングライター・作家であり、彼女のディスコグラフィは117枚のシングル、36枚のスタジオ・アルバム、9枚のコンピレーション・アルバム、7枚のライブ・アルバム、15枚のサウンドトラック・アルバム(英語版)から成る。彼女は世界でのレコード売り上げは1億4500万枚に及んで最も売れた女性の音楽アーティストの1人であり、アメリカレコード協会によってアメリカで最も売れた女性アーティストと認定されている[1][2](トップ10内で唯一の女性であり、またロックンロール以外のジャンルを主とする唯一のアーティストである)[3]。
リリースリスト | ||
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↙スタジオ・アルバム | 36 | |
↙ライブ・アルバム | 9 | |
↙コンピレーション・アルバム | 11 | |
↙シングル | 117 | |
↙映像作品 | 10 | |
↙ミュージック・ビデオ | 24 | |
↙サウンドトラック | 15 |
アメリカレコード協会によると彼女の通算アルバム売り上げは6850万枚に及ぶ[4]。ゴールド認定は52枚、プラチナ認定は31枚に及び、全ての女性歌手とエルヴィス・プレスリー以外の全てのレコーディングアーティストを上回っている。また.『スター誕生』のサウンドトラックを含めてマルチ・プラチナを14回達成しており、女性アーティストの最高記録を保持している。彼女はグラミー賞を8度獲得した他、生涯貢献賞と伝説賞も受賞している[5]。『ビルボード』によると彼女は11枚のアルバムで1位を獲得しているが、これは女性としては最高順位である[6]。『ビルボード』はまた彼女を200チャートで史上最高の女性アーティスト、ホット100チャートで史上最高のアーティストの1人と認定している[7][8]。彼女は1960年代、1970年代、1980年代、1990年代、2000年代、2010年代でそれぞれアルバム1位を獲得しているが、これは史上唯一の記録である。2014年にコロムビア・レコードから『パートナーズ(英語版)』が発売され、通算10度目となる1位を獲得した。1963年より彼女は『ビルボード』のアルバム・トップ10入りを34回成し遂げているがこれは女性アーティストとしては最多であり、また初のトップ10入りから最後までの期間(52年)は女性のレコーディングアーティストとしては歴代最長記録である[9]。
彼女はアメリカ国内で5度シングル1位を獲得している。1970年代に彼女は4度シングル1位を獲得したがこれはダイアナ・ロスと並んで女性歌手の最多記録である(ただしバーブラはそのうち2つはデュエット曲)。また1977年から1980年まで4年連続で1位を獲得しているが、これは女性歌手としては初めてのことであった。1974年に「追憶」によって女性のアーティストのシングル曲としては初めて米国年間1位を獲得した[10]。『ギルティ(英語版)』の「ウーマン・イン・ラブ(英語版)」はフランスで史上最も売れたシングルの1つとなった[11]。
1964年、彼女は『ビルボード』の年間アルバム・チャートのトップ10に3作のアルバムをランクインさせたが、これは女性アーティストとしては史上初のことであった[12]。1964年10月31日付けの『ビルボード』の200アルバム・チャートに彼女のアルバムが5作ランクインしたが、これは後にホイットニー・ヒューストンのアルバムがその死の直後に10作ランクインするまでのおよそ半世紀のあいだ女性アーティストの最多記録であった。1982の『メモリーズ(英語版)』は女性のアルバムとしては初めて年間1位を獲得した[13]。1977年3月5日-19日間にアルバム『スター誕生』とシングル「スター誕生の愛のテーマ」は女性としては史上初めて同時1位を達成した。ビージーズのバリー・ギブがコラボレーションしたアルバム『ギルティ』(1980年)は彼女の最大のヒットアルバムとなり、全世界で1500万枚を売り上げたほか、多数のシングル・カットも成功した[14]。アルバム『ギルティ』とシングル「ウーマン・イン・ラブ」はイギリスで女性としては史上初めて同時1位を達成した。『ギルティ』から25年後には再び彼女とギブがコラボレーションした『ギルティ・プレジャーズ(英語版)』は発売された[15]。