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『ブラックペアン1988』(ブラックペアン イチキュウハチハチ)は海堂尊の長編小説。『小説現代』(講談社)2007年4月号から同年8月号まで連載され、同年9月21日に単行本が同社より刊行された[1]。2008年山本周五郎賞候補作。
ブラックペアン1988 | ||
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著者 | 海堂尊 | |
発行日 | 2007年9月21日 | |
発行元 | 講談社 | |
ジャンル | 医療 | |
国 | 日本 | |
言語 | 日本語 | |
形態 | 上製本 | |
ページ数 | 320 | |
次作 | ブレイズメス1990 | |
公式サイト | ブラックペアン1988 | |
コード | ISBN 978-4-06-214254-0 | |
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2009年12月15日に加筆修正された文庫本が上下巻に分かれて発売され、下巻の巻末には映画版『チーム・バチスタの栄光』で天才外科医・桐生恭一を演じた吉川晃司と著者の対談が収録されている。2012年4月13日には、上下巻にした文庫版を1冊にした新装版の文庫本が発売された。
著者の作品群「桜宮サーガ」の登場人物である世良雅志が研修医1年目の1988年の東城大学医学部付属病院を舞台に、世良が2人の医師・高階権太、渡海征司郎との関わりの中で成長していく姿を描いた群像劇。「バブル三部作」の第1作。
高階権太をはじめ『田口・白鳥シリーズ』の主人公である若き日の田口や、脇の登場人物たちらも多く登場している。
連載途中で一時詰まったが、高階のカウンターパートである渡海の登場を思いつき、作品は完成した[2][要ページ番号]。
執筆時のBGMは、STRAIGHTENERの「SIX DAY WONDER」[要出典]。
医師国家試験受験後、合否判定を待ちつつ東城大学医学部付属病院の研修医となった世良雅志。佐伯清剛教授を頂点とする総合外科学教室(通称・佐伯外科)に入局した世良は、入局から3日目、帝華大学からやってきた新任の講師・高階権太と遭遇する。高階は食道自動吻合器「スナイプAZ1988」を引っ提げ、手術の在り方、若手の育成に一石を投じて波紋を呼び、総合外科学教室の秩序を乱す言動と相まって周囲からの反感を買っていた。また「佐伯外科」には「オペ室の悪魔」と呼ばれる万年ヒラ医局員の渡海征司郎がおり、世良は高階や渡海との関わりの中で医師として成長していく。
世良が入局してから半年後、佐伯が病院長選挙のパフォーマンスのために北海道での学会に出席中、手薄となった病院では渡海と佐伯の過去の因縁が明らかになる事件が起こる。
物語の舞台である1988年当時、看護師は正式名称ではなかったので、看護婦のまま掲載されている。詳細は日本の看護師#雇用機会均等化を参照。
『ブラックペアン』のタイトルで2018年4月22日から6月24日までTBS系「日曜劇場」枠でテレビドラマ化された。主演は二宮和也[3]。
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