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中森明菜の楽曲 ウィキペディアから
「ミ・アモーレ〔Meu amor é・・・〕」は、日本の歌手である中森明菜の楽曲。この楽曲は中森の11枚目のシングルとして、1985年3月8日にワーナー・パイオニアのリプリーズ・レコードレーベルよりリリースされた (EP: L-1668)。1996年には日本のフォークデュオの狩人、2004年には、日本の女優で歌手の片瀬那奈がこの楽曲をカバーし、どちらもシングルとしてリリースされた。
音楽・音声外部リンク | |
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ミ・アモーレ - ワーナー・ミュージック・ジャパン提供のYouTubeアートトラック |
「ミ・アモーレ〔Meu amor é・・・〕」は、1985年8月10日発売のスタジオ・アルバム『D404ME』からの先行シングルとして、1985年3月8日にシングル・レコード (EP: L-1668)で発売された[13][14][15]。スタジオ・アルバム『D404ME』には、この楽曲のSPECIAL VERSIONが収録された[16][14]。シングル・レコードのライナーノーツには本曲の楽譜が掲載された[13]。加えて、特典用の応募用紙も封入され、内容は、抽選で1985名に「明菜特製ゴールドディスク」をプレゼントするというもので、この年の1年間に発売された本作以降の中森のシングルやアルバム(カセット・CD)の全6作品(『BITTER AND SWEET』、「赤い鳥逃げた」、「SAND BEIGE -砂漠へ-」、『D404ME』、「SOLITUDE」、『MY BEST THANKS』)にそれぞれ応募シールが封入されていた[13]。
この楽曲は、中森のシングルでは「北ウイング」以来となる康珍化が作詞し、作曲と編曲には日本のラテンフュージョンミュージシャンで、ジャズ・ピアニストでもある松岡直也を迎えた[15]。Meu amor éとは、歌の舞台のブラジルリオデジャネイロでの公用語ポルトガル語で、「私の恋人は」、「私の愛は」などの意味を持つ[注釈 1]。シングル盤のディスクジャケットには「MI・AMORE」という表記も存在する[13]。これは当初、スペイン語「Mi」とイタリア語「amore」が混ざったタイトルで発表されたためである。
この楽曲は後の作品でも新録されており、1995年12月リリースのベスト・アルバム『true album akina 95 best』と、2002年12月リリースのベスト・アルバム『Akina Nakamori〜歌姫ダブル・ディケイド』にそれぞれ収録された[17][18][13]。2010年には、中森をモチーフとしたパチンコ台『CR中森明菜・歌姫伝説〜恋も二度目なら〜』にて本曲が新録された[19]。1985年5月1日には、「ミ・アモーレ〔Meu amor é・・・〕」の異名本曲異歌詞曲である「赤い鳥逃げた」を12インチシングルで発売した[15][20][21]。
シングル盤「ミ・アモーレ〔Meu amor é・・・〕」のB面として発表された「ロンリー・ジャーニー」は、EPOの作詞・作曲で、清水信之が編曲を手掛けた楽曲である[13][15]。
『Hotwax presents 歌謡曲 名曲名盤ガイド 1980's』の馬飼野元宏は「ミ・アモーレ〔Meu amor é・・・〕」について、「歌謡曲と相性のいいラテン・サウンドをベースとした楽曲で、メロディ自体は馴染み易いが、歌詞1番ではA-B-A'-サビという流れが、2番ではA-Bの前半-A'の後半-サビになる複雑な構成を違和感なく聴かせる。」と批評した[15]。また、「『北ウイング』で始まった旅情シリーズが『SAND BEIGE -砂漠へ-』『AL-MAUJ』などのエスニック歌謡へと向かう分岐点となった作品でもある。」と指摘した[15]。『CDジャーナル』は、中南米音楽やタンゴといった要素を導入した楽曲であり、これらの音楽が持つ憂いが中森の個性とよく噛み合っており、この巡り合いは必至であったであろうと批評している[22]。
「ミ・アモーレ〔Meu amor é・・・〕」は、第27回日本レコード大賞で日本レコード大賞を受賞した[4]。
この楽曲は、TBS系音楽番組『ザ・ベストテン』では、1985年4月11日の放送で1位を記録し、1985年度の年間総合ベストテンでは、第3位を記録した[23]。オリコン週間シングルチャートでは、1985年3月18日付で初登場・最高順位ともに1位を記録し、翌週の1985年3月25日付でも2週連続となる1位を記録した[5]。同チャートの100位以内においては、計19週に渡ってランクインしている[5]。また、1985年度のオリコン年間シングルチャートでは、2位を記録し、63万枚を上回る売り上げとなった[5][24]。「ミ・アモーレ〔Meu amor é・・・〕」は、中森のシングル楽曲では「セカンド・ラブ」に次いで2位の売上枚数記録となっている[5][25]。
「ミ・アモーレ〔Meu amor é・・・〕」はリリース後、TBS系の『ザ・ベストテン』やフジテレビ系の『夜のヒットスタジオDELUXE』などの音楽番組で披露した[23][7]。1985年に行われた第36回NHK紅白歌合戦でも歌唱した[26]。また、『日本作曲大賞』では作曲者の松岡直也をピアニストに迎えて披露している。コンサート・ツアーでは、1985年開催のBITTER & SWEET以降、1997年のFelicidadや、2001年のALL ABOUT AKINA 20th Anniversary IT'S BRAND NEW DAY、2002年のMUSICA FIESTA TOUR 2002、2004年のAKINA NAKAMORI A-1 tour 2004、2006年のAKINA NAKAMORI LIVE TOUR 2006 〜The Last destination〜などで披露した[27][28][29][30][31][15][32]。
ミ・アモーレ〔Meu amor é・・・〕
「ミ・アモーレ〔Meu amor é・・・〕」の作曲と編曲を手掛けた松岡直也が1985年に発表したアルバム『ONE LAST FAREWELL〜Naoya Matsuoka best selection』にて、この楽曲をインストゥルメンタルでセルフカバーしている[39][40]。また、1994年発表のアルバム『ヴィーナスを探せ』ではボーナス・トラックとして新録音された[41][39]。
1996年5月25日に、狩人が中森の楽曲「ミ・アモーレ〔Meu amor é・・・〕」をカバーし、彼らのシングルとしてCDシングル (8cmCD: PSDF-5024)とシングルカセット (CT: PSSF-5024)の2形態でY.J.サウンズ(販売元はポリスター[42][43][44][45])より同時発売された。楽曲のアレンジは奥居史生が手掛けた[42]。この楽曲はノエビア『コスメティック・ルネッサンス』のCMソングとしてOAされ[46]、2003年2月には、テレビCMに使用された楽曲を集めたコンピレーション・アルバム『COSMETIC RENAISSANCE NOEVIR CM HITS!』(M-8)にも収録された[42][47]。
「ミ・アモーレ (Meu amor é・・・)」 | ||||||||||
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片瀬那奈 の シングル | ||||||||||
初出アルバム『EXTENDED』 | ||||||||||
B面 | ミ・アモーレ (Meu amor é・・・)(エクステンデッド・ダンス・ミックス) | |||||||||
リリース | ||||||||||
規格 | コピーコントロールCD | |||||||||
ジャンル | J-POP | |||||||||
時間 | ||||||||||
レーベル | avex trax | |||||||||
作詞 | 康珍化 | |||||||||
作曲 | 松岡直也 | |||||||||
チャート最高順位 | ||||||||||
片瀬那奈 シングル 年表 | ||||||||||
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片瀬那奈が中森の楽曲の「ミ・アモーレ〔Meu amor é・・・〕」をカバーし、片瀬の5枚目のシングルとして2004年3月10日にマキシシングル(CCCD、規格品番: AVCD-30566)でavex traxよりリリースされた[50][51]。この楽曲は、彼女の2004年4月21日発売のカバー・アルバム『EXTENDED』からの先行シングルとして発表された[50][51][52]。『EXTENDED』には、この楽曲のミュージック・ビデオが収録された[50][53][54]。楽曲のアレンジはShoichiro Hirataが手掛けた[48]。また、楽曲は、日本テレビ『汐留スタイル!』〜HAPPY LIFE COLLECTION〜 stylish play 038に使用された[51]。
全作詞: 康珍化、全作曲: 松岡直也、全編曲: Shoichiro Hirata。 | ||
# | タイトル | 時間 |
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1. | 「ミ・アモーレ (Meu amor é・・・)」 | |
2. | 「ミ・アモーレ (Meu amor é・・・)(エクステンデッド・ダンス・ミックス)」 | |
3. | 「ミ・アモーレ (Meu amor é・・・) (Instrumental)」 | |
合計時間: |
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