ヨーロッパ支払同盟
欧州経済協力機構の補助機関 / ウィキペディア フリーな encyclopedia
ヨーロッパ支払同盟(ヨーロッパしはらいどうめい、英語: European Payments Union)は、1950年7月1日に欧州経済協力機構の参加国が合意して設立した、同機構の補助機関である。日本語ではヨーロッパ決済同盟とも訳される[1]。
参加国間の貿易決済を多角的に行い、参加国通貨の交換性を無理なく実勢により回復することを目的として、貿易決済は同盟を通じて行うしくみが整えられた。
ヨーロッパ支払同盟は国際決済銀行を代理店とする。決済基金として、参加国割当金とマーシャル・プランからの援助6億ドルが寄せられた。有効期限は2年であったが、毎年期限を延長した。ヨーロッパ通貨協定が成立してから解散した。