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2008年に公開された日本のアニメ映画 ウィキペディアから
劇場版 NARUTO -ナルト- 疾風伝 絆(げきじょうばん ナルト しっぷうでん きずな)は、2008年8月2日に公開された日本のアニメ映画。漫画『NARUTO -ナルト-』を原作としたテレビアニメの劇場版。監督は亀垣一。アニメ第2期の劇場版としては、これが第2作目である。キャッチコピーは、「宿命の再会――」。2007年に発表された仮題は、「劇場版NARUTO疾風伝08」であった。興行収入11.6億円。週刊少年ジャンプ創刊40周年記念作品。
ある日木ノ葉隠れの里は、突如謎の忍達の襲撃を受け甚大な被害を被る。敵の正体は、かつて木ノ葉に滅ぼされた「空の国」の忍・空忍だった。ナルトとサクラ、ヒナタは、里に現れた凄腕の医師・神農やその弟子であるアマルと共に、正体不明の忍達に襲撃されたという火の国の外れにあるアマルの住む村に向かい辿り着くが、里は既に何者達かの手によって破壊されており、焦りから飛び出したアマルは何者達かによって攻撃され、それを庇った神農は大量のクナイを体に受けて死亡してしまう。その後ナルトとサクラは謎の遺跡を発見するが、二人の目の前には正気を失ったアマルが現れ、アマルは「零尾」を名乗ると同時に大蛇のような化け物に変化を遂げて二人を襲う。ナルトは「零尾」の力の前に苦戦し、一時は九尾の力が暴走し掛けるも、事前に自来也から渡されていた札の影響で正気を取り戻し、零尾に憑依されたアマルに神農との絆を訴えかけてアマルの正気を取り戻させる。しかし直後に遺跡が振動を起こし、ナルトはサクラにアマルを連れて木ノ葉からの増援を要請するように頼むが、アマルは神農のためにも里の異変の原因を突き止めるべくナルトと共に遺跡に乗りこむ。するとその時里の周囲の大地が動き出し、ナルトとアマルを連れたまま遺跡は空へと浮かび上がる。
ナルトとアマルは遺跡の中を探索する中、そこに死んだと思われていた神農の姿を発見する。実は神農の正体は空の国の長であり、サクラやヒナタを欺いて死を装い「肉体活性の術」で生き延びていた。そして神農は自身が今までアマルを騙して利用していたことを二人に明かし、そして闇のチャクラの力とそれを利用して手に入れた究極肉体、さらにはそれにより八門遁甲の全門を開放して放つ体術「超活性拳」でナルトを圧倒する。ナルトは神農に対し渾身の反撃を放ち、止めに螺旋丸を当てようとするも、突如現れたサスケに螺旋丸を弾かれる。サスケは大蛇丸が神農の力を必要としていることを告げ、断れば力づくでも連行すると言い放ち、神農はそれを拒否して再び「肉体活性の術」を使用しようとするも、ナルトとの戦闘中にサスケによって放たれていた「千鳥千本」により事前に体内のチャクラの経絡系が損傷させられていたことにより逆に老化。神農は零尾に関する巻物をサスケに渡して逃亡し、ナルトとサスケはアマルに村人たちの救出を任せて神農を追うが、神農が向かった先は周囲のチャクラを吸収して無効化するアンコール・バンティアンの中枢部だった。そして神農は零尾と一体化して2人を追い詰めるが、最終的に2人の連携攻撃により零尾から引き剥がされて敗北。その後二人は暴走した零尾の手から逃れ、一方のアマルは捕らえられていたヒナタや村人達を救出して脱出用の飛行船に乗り込んで共に脱出、サスケも呪印の力を利用して飛び降り、1人残ったナルトは影分身達を使ってアンコール・バンティアンを零尾諸共破壊。そしてそのまま墜落するもアマルに助けられ、下で待機していた自来也の口寄せしたカエルの太鼓腹の上に落ちることで一命を取りとめた。
以上の人物についてはNARUTO -ナルト-の登場人物を参照。
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