北回帰線
太陽が天頂に来る日のある最北端の地点 / ウィキペディア フリーな encyclopedia
この項目では、地球の緯線について説明しています。ヘンリー・ミラーの小説については「北回帰線 (小説)」をご覧ください。 |
北回帰線(きたかいきせん、英: Tropic of Cancer)は、惑星や衛星の北半球に位置する回帰線である。本項では地球の北回帰線について述べる。
北緯23度26分22秒に位置しているが、地球の軌道系の変化に伴って毎年微妙な誤差がある。
国際航空連盟がスカイスポーツの正確な競技記録のために規定している規則では、北回帰線の長さは36787.559 kmとされている。しかし、今の変動を考慮すれば、これは正確な値ではない(正確な値を定めることができないともいえる)。夏至の日になると、南中高度がほぼ90°になる。
英語などヨーロッパの言語の多くでは、北回帰線のことを Tropic of Cancer と呼ぶ。これは、西洋占星術の巨蟹宮(黄経90°〜120°)が夏至点から始まることによる。