吉田の火祭
山梨県富士吉田市で行われる祭り / ウィキペディア フリーな encyclopedia
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吉田の火祭(よしだのひまつり)[† 1]は、山梨県富士吉田市上吉田(かみよしだ)地区で行われる祭りである。日本三奇祭のひとつ[3][4]。北口本宮冨士浅間神社と境内社(摂社)である諏訪神社の両社による例大祭で、毎年8月26日の「鎮火祭」と、翌8月27日の「すすき祭り」の2日間にわたって行われる。
概要 吉田の火祭, イベントの種類 ...
吉田の火祭 | |
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金鳥居と大松明 (2019年8月26日撮影) | |
イベントの種類 | 祭り・国の重要無形民俗文化財 |
開催時期 | 8月26日 - 8月27日 |
会場 | 山梨県富士吉田市上吉田(かみよしだ)地区 |
来場者数 | 約19万人(2013年)[1] |
最寄駅 | 富士山駅[2] |
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火祭りの名の通り、上吉田地区の金鳥居(かなどりい)から北口本宮冨士浅間神社にかけた約1キロにおよぶ本町通りの沿道では、高さ約3メートルの大松明70本から80本余りが燃やされ、各家ごと作られる井桁状に組まれた多数の松明も燃やされる。夕暮れ時、大松明に次々に火が点されると、吉田口登山道に沿った富士山の山小屋でも一斉に松明が焚かれる。麓の町と山は一体となって火祭りを繰り広げ、上吉田の町は火の海と化し深夜まで賑わう。
吉田の火祭は、北口本宮冨士浅間神社、諏訪神社、両社の例大祭としてばかりではない。祭事の背景には富士講や御師といった富士山への民間信仰や、富士五湖地域の風俗習慣、今日もなお神仏習合の姿が見られるなど民俗学的要素も多分に含まれている。2000年(平成12年)12月25日には、国によって記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財として選択され、2012年(平成24年)3月8日には、山梨県内では3件目となる国の重要無形民俗文化財に指定された[5][6]。文化庁による指定種別は風俗習慣である。