在日クルド人
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在日クルド人(ざいにちクルドじん、クルド語: Kurdên Japonyayê)は、日本に滞在するクルド人である。クルド人は多数派を占める民族国家を持たず、中東、南コーカサスのトルコ、シリア、イラン、イラクなどにまたがった地域「クルディスタン」に暮らすことから「国なき最大の民族」とも呼ばれる。そのため国籍だけで在日“クルド人”かを識別することはできない。
概要 Kurdên Japonyayê, 総人口 ...
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クルド人人口が最も多く、また差別や迫害の対象となっているトルコ共和国(トルコ・クルド紛争)[2][注釈 1]から各国に逃れたクルド人は多く、欧米諸国では難民認定される例が多い[4][6]。日本にも1990年代以降、来日して難民認定申請するクルド人がいる[7]。しかし彼らのうち日本政府によって認められた難民申請は、2022年に裁判で日本政府に勝訴した1件[8]のみである[注釈 2]。
トルコと日本の短期滞在ビザ免除の制度があり、在日クルド人の多くはトルコ系だとされる。しかし在日クルド人には、シリアに侵攻したトルコによるクルド人自治区などでの迫害(トルコ軍によるシリア侵攻 (2019年) )[2]などを理由に、トルコ以外の国から逃れて難民申請をしている者もいる[13]。