失われた時を求めて (バレエ)
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『プルースト 失われた時を求めて』(プルースト うしなわれたときをもとめて)は、マルセル・プルーストによる長編小説『失われた時を求めて』を原作としたバレエ作品である[1][4]。振付はローラン・プティ[1]。音楽は、プルーストが愛聴した7人の作曲家の楽曲が用いられている[5]。1974年、マルセイユ・バレエ団によって初演された[1]。
概要 プルースト 失われた時を求めて Proust ou les intermittences du coeur, 構成 ...
プルースト 失われた時を求めて Proust ou les intermittences du coeur | |
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構成 | 2幕13場 |
振付 | R・プティ |
音楽 |
C・サン=サーンス、R・アーン、 C・フランク、G・フォーレ、 C・ドビュッシー、 L・V・ベートーヴェン、R・ワーグナー |
美術 |
R・アリオ[1]、 B・ミシェル(改訂版)[2] |
衣装 |
C・ローラン(フランス語版)[1][3]、 L・スピナテッリ(改訂版)[2] |
初演 | 1974年8月24日 モンテカルロ歌劇場 |
初演バレエ団 | マルセイユ・バレエ団 |
ポータル 舞台芸術 ポータル クラシック音楽 | |
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本作のフランス語原題は、『プルースト、あるいは心の間歇』(Proust ou les intermittences du coeur)である[6]。本作は小説を翻案した舞台作品であるが、原作の筋書きを忠実に追うのではなく、原作から抽出したいくつかのエピソードを、13の独立した場面へと再構成しているのが特徴である[1]。作品全体を通して、社交生活の虚しさや恋愛の苦悩、快楽を追求する人間の姿など、原作小説と共通するテーマが描き出されている[7]。