小島嶼国連合
ウィキペディア フリーな encyclopedia
小島嶼国連合(しょうとうしょこくれんごう、英: Alliance of Small Island States,AOSIS)は、小島嶼開発途上国(SIDS)によって1990年に設立された国際機関である。気候変動により大きな影響を受ける参加国や地域のデータを収集し、意見を集約することが主な目的とされている。1994年の京都議定書の草案作成に参加するなど、国際社会への呼びかけを多く行っている。39の加盟国と5のオブザーバー地域を有しており、各国の人口を合計すると世界全体の5%弱に上るほか、発展途上国の4分の1、国連加盟国の5分の1を占める。
国連は40の主権国家(2つの国連非加盟国を含む)と12の自治領・非独立地域を小島嶼開発途上国に挙げているが、2024年1月現在、40の主権国家のうちバーレーンを除くすべての小島嶼開発途上国がAOSISに加盟しており、さらに、12の自治領・非独立地域のうち5つの自治領・非独立地域がオブザーバーとして参加している。