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日本の漫画家 (1969-) ウィキペディアから
小畑 健(おばた たけし、1969年2月11日[1] - )は、日本の漫画家・イラストレーター。新潟県新潟市出身[2]。血液型はAB型[1][2]。
1985年、「500光年の神話」で手塚賞準入選。高校2年時(1986年)に投稿し佳作入賞した[2]『CYBORGじいちゃんG』で、1989年に連載デビュー(当時は土方茂名義)。その後は主に漫画原作者と組んで活動している。代表作に『ヒカルの碁』・『DEATH NOTE』など。
『ヒカルの碁』で2000年に第45回小学館漫画賞、2003年に第7回手塚治虫文化賞新生賞受賞。また、『DEATH NOTE』は2006年に日本のメディア芸術100選マンガ部門入賞。
新潟県立新潟東高等学校卒[2]。1985年、「500光年の神話」で第30回手塚賞準入選。17歳でデビューし高校生の頃から絵が上手かったとよく編集者から言われている。
手塚賞を受賞した際に審査員から絵は上手いがストーリーがいまいちと言われ、同級生に相談したところ原作者を別にしたらどうだと提案される。(後にこのエピソードをバクマンに書いている)
漫画家次原隆二 [2]、にわのまことの下でアシスタント経験を積んだ後[3](当時から、にわのより「若いのに絵がムチャクチャうまい」と絶賛されている[4])、1989年に『週刊少年ジャンプ』連載のギャグ漫画「CYBORGじいちゃんG」でデビュー。
デビュー当時は土方茂(ひじかた しげる)と名乗っていた。1991年連載の『魔神冒険譚ランプ・ランプ』(泉藤進原作)より「小畑健」に改名し、以降はほとんどのマンガ作品において「漫画原作者」と組んで活動をしている。
漫画業界において非常に高い評価を得ている反面で、「当たり外れの激しい作家」でもあり、コミックス数巻ほどで打ち切りとなった作品も少なくない。しかし、「3回打ち切りになるとジャンプでは書けなくなる」と言われる週刊少年ジャンプで生き残ってきた。
『ヒカルの碁』(1998年 - 2003年、ほったゆみ原作)、『DEATH NOTE』(2003年 - 2006年、大場つぐみ原作)、『バクマン。』(2008年 - 2012年、大場つぐみ原作)は何れもTVアニメ化。また『DEATH NOTE』と『バクマン。』は実写映画も製作された。
非常に筆が速く、週刊連載と並行して様々なイラストを発表している。
2005年にはテレビゲーム『義経紀』のキャラクターデザインを担当。2006年『DEATH NOTE』実写映画化に伴い、映画挿入歌のCDジャケットイラストなども手がけている。2007年に表紙イラストを手がけた太宰治の小説『人間失格』(集英社文庫)は古典的な作品としては異例の売り上げを記録した[5]。
担当する連載漫画の特徴として、『人形草紙あやつり左近』以降から『BLUE DRAGON ラルΩグラド』に至る全ての作品が、「主人公の少年+非人間」という人物設定を採っていた。「ヒカルの碁」以降は漫画家やイラストレーターのほかに絵師と呼ばれることが多い。
好きなアニメは『妖獣都市』[6]、映画は『エクソシスト』[7]。話より絵だけ観ているところもあり、ジャンルとしてはロードムービーを好む[8]。
2000年、美術出版社『Comickers』春号にて、友人である田島昭宇、浅田弘幸と共に「水瓶3(みずがめすりー)」というユニットを結成、一時期『Comickers』を中心にイラストや短編作品などを制作していた[注釈 1]。ユニット名は、誕生日が近く3人とも水瓶座であることから。
また、2008年に浅田弘幸の作品の「テガミバチ」の3人それぞれの個性を生かして描いた三大絵師ポスターを発表し、浅田弘幸は「小畑くんのは激キャワ」と自身のブログで語っている。
森田まさのりとは「森やん」「畑やん」と呼び合うほどの親しい仲。2007年の読み切り「HELLO BABY」掲載時に対談を行なった際、野球漫画だけは森田の『ROOKIES』の完成度が高くて手が出せない、と語っている[3]。また作画力の高さでも森田に敬意を示していた[3]。
2018年末、2019年7月13日から8月12日にかけて『小畑健展 NEVER COMPLETE』が開催されることが発表された[15][16]。小畑の画業30周年を記念したものであり、初の個展である。主催者は集英社と朝日新聞社。会場は全国巡回を展開しており、東京会場・アーツ千代田 3331、同年9月より新潟会場・新潟市マンガ・アニメ情報館。2020年には大阪・大丸ミュージアムでの開催が決定(順次開催会場は追加される予定)。本展では、1万5千枚を超えるアーカイブの中から厳選された原画を中心に展示されている。原画や原稿を直接手に取り鑑賞する「額縁のない原画鑑賞会」と称した特別イベントも催された(期間限定。イベント券を購入者のみ。手袋着用)。
会期中は小畑自らが会場に出向き、設置されたブースで来館者が見守る中、本展のための創作描きおろし「NEVER COMPLETE」の制作を進行。その作画の様子をライブドローイングとしてYouTubeジャンプSQ公式チャンネルで生配信。また、来場者のリクエストに応えて新たなイラストを描き下ろして展示するなどファンサービスに努めている。
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