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星井 七瀬(ほしい ななせ、1988年11月14日 - )は、日本の歌手、ラッパー、タレント、女優。栃木県出身。本名、星野 由真(ほしの ゆま)。
原宿で母親と歩いていたところをスカウトされ、かつてアイドルに憧れていた母親の強い勧めで芸能界に入る[1]。3代目なっちゃんのオーディションに受かり、サントリー「なっちゃん」のCMに出演、知名度を高める。
2003年6月、なっちゃん名義で「ガラスのクツ〜なっちゃん」でCDデビュー。星井七瀬名義でのデビューは同年10月「恋愛15シミュレーション」。
2004年、テレビドラマ『農家のヨメになりたい』(NHK総合)で女優デビュー。また、同年発売のアルバムに収録された『まんまと術中にはまったわたし』では、元の歌詞を自分なりにアレンジする方法で一部の作詞を担当した。
2009年、『獣の奏者 エリン』(NHK教育)の主人公エリン役の声を担当、声優に挑戦。
2010年4月、ブログに「昔は『なっちゃん』と呼ばれるのがイヤでした。」「実は、女の子を好きになった事があります」「ナチ映画が好きだから何? アナキーだから何? 同性愛者になった事があるから何?」「偏見や差別なんて気にしないわ。私は私だから。今の自分が好きだから。普通じゃつまらない。荒れていても、辛くても、普通の人生よりマシよ。私は私の世界観があるんだから!!」などと書いていたという[2]。ブログはこの後閉鎖された。
2011年12月29日、所属事務所の公式サイトで、一般人男性との結婚と出産を発表した[3]。ブログの閉鎖以降活動停止の状態となっていたが、この発表の際に「お仕事をお休みさせていただいていた」ことを明かした[4]。
本名から芸名に改めたのは「なっちゃん」のCM出演がきっかけで、愛称を“なっちゃん”にするためにわざわざ芸名を“由真”から“七瀬”にした。
趣味は音楽と映画鑑賞、写真(キヤノン EOS Kiss デジタルX、ポラロイドSX-70、VISTA QUEST VQ1005を愛用)[5]。特技はスポーツと絵画。
好きな音楽には、椎名林檎、70年代のロック、セックス・ピストルズ、ザ・クラッシュ、T・レックス[6]や、レディオヘッド、レッド・ホット・チリ・ペッパーズ、ニルヴァーナ、ビョーク、マルーン5などを挙げている。中でも椎名林檎は目標とするほどで、彼女と同じEMIミュージック・ジャパンに所属した際はひどく感激したという。
2003年当時、人気若手女優としてCDデビューする事となったが、デビュー曲の「恋愛15シミュレーション」は脱力系ヒップホップと奇をてらった形となったが、これが逆に功を奏し、他に類を見ない楽曲となり注目され、オリコンチャート19位のヒットとなった[7]。その後比較的オーソドックスな楽曲が続くことになるが、星井自身の歌唱力は決して高くなかったこともあり、CD販売数・注目度ともに右肩下がりとなり、星井七瀬名義としては2006年の「ナナナビゲーション」が最後のリリースとなった。
そのような中で「恋愛15シミュレーション」の流れを汲んだ曲も数曲発表されたが、「まんまと術中にはまったわたし」はあくまでアルバム曲の1曲、「パーマパビリオン」は注目度が下がった状態での発売となったため、「恋愛15シミュレーション」ほどのヒットとはならなかった。
その後、2007年から2009年にはSeventh Tarz Armstrongとしても活動。楽曲を多数発表したものの、大半が「ファンアイテム」や「実験的楽曲」と見られている中でも前述のラップ曲3曲などはCD発売当時から現在に至るまで星井のファン以外からも一定の評価を受けている。
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