有殻アメーバ
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有殻アメーバ (ゆうかくアメーバ、testate amoeba) は、壺などの形の殻を持ち、その開口部から仮足を出して運動する単細胞生物である。分類学上は特に幅の広い仮足(葉状仮足)をもつ群を指し、ナベカムリ目(Arcellinida)ないし有殻アメーバ目(Testacida)と呼ぶ。
概要 有殻アメーバ, 分類 ...
有殻アメーバ | |||||||||||||||
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Arcella sp. | |||||||||||||||
分類 | |||||||||||||||
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下位分類 | |||||||||||||||
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殻を持つアメーバ類には糸状仮足を持つものもあり、それらを含めて有殻アメーバと呼ぶこともあるが、実際には異なる系統に属していて有殻糸状根足虫類として別にまとめられる。こちらは殻に独特の特徴があって区別できる場合が多いが、判別が難しい場合もある。殻を持つ肉質虫としては他に放散虫や太陽虫、有孔虫があるが、それらは殻の特徴がはっきりしているので混同することはない。