海馬鉤
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海馬鉤(かいばこう[1]、Uncus of hippocampus)または単に鉤(こう[1]、Uncus)とは、海馬傍回の前端の後外方に折れ曲がった鉤(かぎ)状の部分[2][3]。両大脳半球にひとつずつ、計二つある。側頭葉の内側面、側頭極のやや後方に位置している。鉤回(こうかい、Unicinate gyrus)とも呼ばれる。日本語では「鉤」と「鈎」、どちらの漢字も用いられる。
概要 脳: 鉤, 名称 ...
脳: 鉤 | |
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左大脳半球の内側面。オレンジ色の所が鉤 左大脳半球の内側面。水色の所が鉤 | |
名称 | |
日本語 | 鉤 |
英語 | Uncus, Unicinate gyrus |
略号 | un |
関連構造 | |
上位構造 | 辺縁葉、海馬体 |
Digital Anatomist |
内側面 下面1 下面2 下面3 |
関連情報 | |
Brede Database | 階層関係、座標情報 |
NeuroNames | hier-21 |
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グレイ解剖学 | 書籍中の説明(英語) |
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海馬傍回と連続している領域ではあるが、形態学的には嗅脳に分類される[2]。嗅覚情報の処理と関わりを持つ領域であることが知られている。