潁河
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潁河(えいが、いんが、中国語: 潁河、拼音: Yǐng Hé)は、沙潁河とも、古くは潁水と呼ばれ、安徽省北西部と河南省東部に位置する淮河最大の支流である。河南省嵩県車村鎮東沙溝を源とし、南東に安徽省潁上県楊湖鎮の漠河河口まで流れ、淮河に合流する全長619キロメートル、流域面積36,651平方キロメートルの河川である[2][3]。
概要 潁河, 現地の呼称 ...
潁河 | |
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周口の沙潁河 | |
現地の呼称 | 潁河 (中国語) |
所在 | |
Country | 中国 |
State | 河南省, 安徽省 |
特性 | |
水源 | 河南省嵩県車村镇東沙溝 |
河口・合流先 | 淮河 |
• 所在地 | 安徽省潁上県東南楊湖鎮沫河口 |
延長 | 557 km (346 mi)[1] |
流域 | |
水系 | 淮河流域 |
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古代の潁水は「四涜八流」の「八流」の一つであった。今の潁河上流の北汝河、澧河、沙河などはもともと古汝水の支流であったが、元朝の至正年間、汝水の水害を解決するために、汝水の上流を潁河に移し、その上流部分は潁河水系に属するようになった[4]。2005年6月に安徽省太和県に「耿楼水利枢紐」が完成してからは、潁河の周口市より下流区域は一年中航行できるようになった[5]。