第56回日本レコード大賞(だい56かいにほんレコードたいしょう)は、2014年(平成26年)12月30日に新国立劇場にて発表音楽会が開催された、56回目の『日本レコード大賞』である。
例年通り発表音楽会が2014年12月30日に新国立劇場にて執り行われ[1]、その模様はTBSテレビ並びにTBSラジオ[注 1]をキー局として日本全国で放送された。テレビ・ラジオともに18:30 - 22:00に放送された。
ノミネートおよび各賞発表は2014年11月19日に主催者から発表された。
概要
第56回の大賞は、三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBEの「R.Y.U.S.E.I.」に決定した[2]。三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBEは初の受賞。NAOKI[注 2]とNAOTOは前年受賞したEXILEのメンバーも兼務しているので、違うグループで日本レコード大賞を連覇したのは史上初。EXILEやAKB48以外の大賞受賞は7年ぶりである。大賞受賞曲を発表したプレゼンターは、前年に引き続き総合司会の安住紳一郎が務めた。
また、最優秀新人賞は西内まりやが受賞した。プレゼンターは総合司会の仲間由紀恵が務めた。
社会現象化したディズニー映画「アナと雪の女王」の日本版主題歌「レット・イット・ゴー〜ありのままで〜」は、「YOUNG MAN (Y.M.C.A.)」(第21回)や「聖母たちのララバイ」(第24回)などと同様に、大賞候補となる10作品には選ばれなかった[3]。
第2部(19:00 - 22:00)の視聴率は同時間帯トップを獲るも、15.6%と前年より2.0ポイント減少となった。
放送時間
テレビ・ラジオ共にJST。
司会
総合司会・進行アナウンサーは2014年11月17日[4][5]、ラジオ中継進行は2014年12月1日発行のTBSラジオの広報誌「954press 2014年12月 - 1月号」紙面にてそれぞれ発表された。
なお、第51回(2009年)から出演してきた枡田は、放送直前の2014年12月26日に結婚に伴いTBSを退社する事を発表したため、TBSアナウンサーとしては事実上最後の出演となった。
仲間はこの年NHK連続テレビ小説『花子とアン』に出演、同年12月31日放送の『第65回NHK紅白歌合戦』の紅組司会就任も取り沙汰されていた(最終的には『花子とアン』のヒロインを演じた吉高由里子が紅組司会を務めた。仲間はゲスト審査員として出演)。本番組の司会発表会見で安住は仲間に対し、「朝ドラで活躍されていた印象が強いので、向こうの道(紅白)もあったのでは?」「そういう中で『レコード大賞』で司会をしていただけるというのは嬉しい。NHKさんの方では過去4回も司会をされていますし」と話し、仲間が「(『レコード大賞』に)呼んでいただけて光栄です」と笑顔で答える一幕があった[6]。なお、仲間の同紅白での紅組司会案はTBS系ドラマ『SAKURA〜事件を聞く女〜』の収録との両立が容易でないため見送られたと報じられていた[7]。
総合司会
進行アナウンサー
ラジオ中継進行
- 駒田健吾(TBSアナウンサー)
受賞作品・受賞者一覧
日本レコード大賞
- 「R.Y.U.S.E.I.」
- 歌唱:三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE
- 作詞:STY、作曲:STY, Maozon / 編曲:STY
- プロデューサー:EXILE HIRO, STY
- プロダクション:LDH
- レコード会社:エイベックス・エンタテインメント
最優秀歌唱賞
最優秀新人賞
優秀作品賞(大賞ノミネート作品)
- ゆず「雨のち晴レルヤ」
- AAA「さよならの前に」
- 西野カナ「Darling」
- 氷川きよし「ちょいと気まぐれ渡り鳥」
- サザンオールスターズ「東京VICTORY」
- いきものがかり「熱情のスペクトラム」
- きゃりーぱみゅぱみゅ「ファミリーパーティー」
- SEKAI NO OWARI「炎と森のカーニバル」
- AKB48「ラブラドール・レトリバー」
- 三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE「R.Y.U.S.E.I.」
新人賞(最優秀新人賞ノミネート)
特別歌謡音楽賞
特別映画音楽賞
- 「アナと雪の女王」
特別賞
- 「妖怪ウォッチ」
最優秀アルバム賞
優秀アルバム賞
作曲賞
作詩賞
編曲賞
企画賞
- 「うたこまち〜昭和歌の語りべ〜」(岩本公水) - キングレコード
- 「evergreen」(秦基博)ソニー・ミュージックレーベルズ
- 「スギテツ Presents 走れ!夢の超特急楽団〜Super Express 50th Anniversary Album」- キングレコード
- 「戦場の歌 新発掘・吉田メロディー[注 4]」 - JVCケンウッド・ビクターエンタテインメント
- 「HAPPY SAX HIT EXPRESS」(HIBI★Chazz-K) - ポニーキャニオン
- 「光へ - classical & crossover -」(安倍なつみ) - 日本コロムビア
- 「58」(永田英二) - ユニバーサルミュージック
- 「MEMORIES -Kahara Covers-」「MEMORIES 2 -Kahara All Time Covers-」(華原朋美) - ユニバーサルミュージック
- 「夕子のお店」「冬子のブルース」(増位山太志郎) - テイチクエンタテインメント
- 「Love Songs 〜また君に恋してる〜」「Love Songs II 〜ずっとあなたが好きでした〜」「愛してる・・・ Love Songs III」「Love Songs IV 〜逢いたくて 逢いたくて〜」(坂本冬美) - ユニバーサルミュージック
- 「流行歌生誕百周年記念アルバム むかしは、今」(製作総指揮:中村泰士、歌唱:LE VELVETS) - エスエル・カンパニー
功労賞
特別功労賞
日本作曲家協会奨励賞
なお、2014年11月10日に逝去した高倉健に特別栄誉賞を贈呈する予定だったが、所属事務所の高倉プロモーションの意向によりそれを辞退したことが、同年12月12日に発表された[8][9]。
ゲスト
主なスタッフ
脚注
外部リンク
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