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俳優 ウィキペディアから
船越 英二(ふなこし えいじ、1923年〈大正12年〉3月17日 - 2007年〈平成19年〉3月17日)は、日本の俳優。東京都出身。専修大学経済学部卒業。
ふなこし えいじ 船越 英二 | |||||
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1960年『流転の王妃』より | |||||
本名 |
船越 榮二郎 ふなこし えいじろう | ||||
生年月日 | 1923年3月17日 | ||||
没年月日 | 2007年3月17日(84歳没) | ||||
出生地 | 日本・東京府東京市四谷区新宿[1](現・東京都新宿区) | ||||
死没地 | 日本・静岡県 | ||||
職業 | 俳優 | ||||
ジャンル | 映画 | ||||
活動期間 | 1947年 - 2001年 | ||||
活動内容 |
1947年:『第二の抱擁』でデビュー 1989年:紫綬褒章受章 1995年:勲四等旭日小綬章受章 2001年:引退 | ||||
配偶者 | 長谷川裕見子 | ||||
著名な家族 |
三島謙(兄) 船越英一郎(長男) 平野洋子(長女) | ||||
主な作品 | |||||
テレビドラマ 『時間ですよ』 『雲のじゅうたん』 『熱中時代』 『キッド』 映画 『安宅家の人々』 『野火』 『黒い十人の女』 『私は二歳』 『白い巨塔』 『男はつらいよ 寅次郎相合い傘』 | |||||
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俳優の三島謙は兄(本名・船越榮太郎)、女優の長谷川裕見子は妻、長男に俳優の船越英一郎がいる。本名・船越 榮二郎(ふなこし えいじろう)。
新宿で生地問屋「船越商店」を開いた呉服商・船越栄一の次男として誕生し、四谷第五小学校から帝京中学校に入学する。当初は美術学校か写真学校への進学を希望するが、父の勧めで1941年(昭和16年)には専修大学経済学部に入学し1944年(昭和19年)に学徒出陣で繰り上げ卒業する。香川県三豊郡豊浜町(現・観音寺市)の陸軍船舶学校に入り、翌年の8月に見習士官として終戦を迎えた後、父の勧めで地元新宿に写真屋を開いた。
1947年(昭和22年)、船越の兄の友人が冷やかし半分で大映第2期ニューフェイス募集に応募書類を送り、合格する。同年3月、大映東京撮影所演技研究所に通い、4月には大映と専属契約を結ぶと『第二の抱擁』で折原啓子の恋人役としてデビューする。本人は乗り気ではなかったが、地元の新宿商店街に後援会まで発足したため引っ込みがつかなくなったまま俳優業に臨んでいた。当時を知る映画関係者によると船越はあまり印象に残らない俳優だったという。役柄も真面目青年しか与えられなかったが1952年(昭和27年)には『安宅家の人々』や『秘密』での演技が好評を呼んだ。
それ以降も船越は二枚目俳優として大映のプログラムピクチャーに出演し、もっぱら主演女優の引き立て役が多かったが1956年(昭和31年)に『日本橋』、『四十八歳の抵抗』、翌年の『満員電車』、『夜の蝶』で演技派俳優として開花し、それまでの単なる二枚目俳優から
船越は「和製マルチェロ・マストロヤンニ」とも謳われ、1971年(昭和46年)の大映倒産まで映画で活躍した。その後は学園ドラマ・現代劇・時代劇を問わず活躍し、いずれにも代表作を残した。
私生活では1958年(昭和33年)10月10日に女優の長谷川裕見子と結婚、1960年(昭和35年)には長男の英一郎が誕生した。2年後には英一郎の妹が誕生し、その後、次男も誕生。1965年(昭和40年)からは俳優業の傍ら神奈川県足柄下郡湯河原町に会員制旅館を創業し、娘とともに経営にあたっていた。
1989年(平成元年)には紫綬褒章、1995年(平成7年)には勲四等旭日小綬章を受章。2001年(平成13年)のフジテレビ系テレビドラマ『旗本退屈男』への出演を最後に俳優業から引退、その後は旅館に近い自宅で妻や娘夫婦と共に余生を過ごしていた。しかし2007年(平成19年)3月15日に自宅で突然倒れ、すぐに静岡県内の病院へ搬送された。その時点では意識もわずかにあったものの、16日夜に容態が急変し3月17日午後10時57分、脳梗塞のため死去した。84歳没。生没同日であった。息子の英一郎は、自身の主演映画の撮影現場から駆けつけたが最期を看取ることは叶わなかった。
一方、息子の英一郎と女優の松居一代の結婚には猛反対で、松居とは殆ど口も聞かないほどの不仲だったという。船越は亡くなる直前まで結婚に猛反対したともいわれている。墓所は新宿区正受院。
*太字の題名はキネマ旬報ベストテンにランクインした作品
他多数
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