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退行的左翼

過度に寛容な左翼政治を指す軽蔑語 ウィキペディアから

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退行的左翼 (: regressive left退行的リベラルとも) は、政治的に左翼層に属しながら、反リベラルなイデオロギーや価値基準を持つ集団を、寛容の精神によって擁護することでリベラル的な立場から退行した人物を分類するときに用いられる政治的形容語句である。特に多文化主義文化相対主義の観念により、イスラム主義への寛容を主張する人物に使用される。

多文化主義の特定の文脈内では、英国の反イスラム主義活動家であるマージド・ナワズ英語版が、2012年にこの語句を、自身の回顧録『急進主義: イスラム主義者の過激主義から離れた私の遍歴英語版』において[note 1]英国における、イスラム主義に対して予備的知識を持たず「知らないで迎合」し、イスラム主義的イデオロギーへの容認が広まることを助けた「善意のリベラル、およびイデオロギーに駆り立てられた左翼主義者」を説明する為に使用した。インターネットフォーラムのBig Think英語版における、2015年のビデオプレゼンテーションにおいて、ナワズはこの語句の意味について説き、この語句は、「政治的正しさ寛容を重視することが、異なった文化と異なったライフスタイルへの尊重につながると信じ、それに引きずられて ... 少数派コミュニティーにおいて信仰に基づいた不寛容が行われ得ることに対して異議を唱えることに躊躇」を持っている「左翼層」を説明するもの、とした[2]

有名な政治社会評論家の中では、コメディアンのビル・マー、インターネットベースのトークショーのホストのデイヴ・ルービン新無神論主義者の作家のサム・ハリスジェリー・コイン英語版[3]リチャード・ドーキンスらが、この退行的左翼という概念について何度も議論した[4][5]

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注釈

  1. Radical英語版 (2012)の210頁において、ナワズは以下のように書いた: "Is not winning the war more important than truth? This maxim, I knew, was also subscribed to by some on the left, the regressive left. For them, winning against capitalism was far more important than it was to their allies. I watched as our ideology gained acceptance and we were granted airtime as Muslim political commentators. I watched as we were ignorantly pandered to by well-meaning liberals and ideologically driven leftists. How we Islamists laughed at their naïveté".[1]
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出典

関連項目

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