1992年のアメリカンリーグチャンピオンシップシリーズ
メジャーリーグベースボールの第24回アメリカンリーグ優勝決定シリーズ / ウィキペディア フリーな encyclopedia
1992年の野球において、メジャーリーグベースボール(MLB)のポストシーズンは10月6日に開幕した。アメリカンリーグの第24回リーグチャンピオンシップシリーズ(24th American League Championship Series、以下「リーグ優勝決定戦」と表記)は、翌7日から14日にかけて計6試合が開催された。その結果、トロント・ブルージェイズ(東地区)がオークランド・アスレチックス(西地区)を4勝2敗で下し、球団創設16年目で初のリーグ優勝およびワールドシリーズ進出を果たした。
概要
1992年のアメリカンリーグ チャンピオンシップシリーズ | |||||||
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シリーズ情報 | |||||||
試合日程 | 10月7日–14日 | ||||||
観客動員 | 6試合合計:29万3086人 1試合平均:04万8848人 | ||||||
MVP | ロベルト・アロマー(TOR) | ||||||
殿堂表彰者 | パット・ギリック(TOR GM) ロベルト・アロマー(TOR内野手) ジャック・モリス(TOR投手) デーブ・ウィンフィールド(TOR指名打者) トニー・ラルーサ(OAK監督) ハロルド・ベインズ(OAK指名打者) デニス・エカーズリー(OAK投手) リッキー・ヘンダーソン(OAK外野手) | ||||||
チーム情報 | |||||||
トロント・ブルージェイズ(TOR) | |||||||
シリーズ出場 | 2年連続04回目 | ||||||
GM | パット・ギリック | ||||||
監督 | シト・ガストン | ||||||
シーズン成績 | 96勝66敗・勝率.593 東地区優勝 | ||||||
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オークランド・アスレチックス(OAK) | |||||||
シリーズ出場 | 2年ぶり10回目 | ||||||
GM | サンディ・アルダーソン | ||||||
監督 | トニー・ラルーサ | ||||||
シーズン成績 | 96勝66敗・勝率.593 西地区優勝 | ||||||
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ワールドシリーズ |
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両球団がリーグ優勝決定戦で対戦するのは、1989年以来3年ぶり2度目。この年のレギュラーシーズンでは両球団は12試合対戦し、6勝6敗の五分だった[1]。当時の全26球団中カナダに本拠地を置く球団はふたつあったが、1969年創設のモントリオール・エクスポズ(ナショナルリーグ)も1977年創設のブルージェイズも、ともにリーグ優勝を経験したことがなかった。今シリーズをブルージェイズが制したことで、カナダ球団によるリーグ優勝が創設から24年目で初めて達成された[2]。シリーズMVPには、第4戦で9回表の同点2点本塁打を含む4安打を放つなど、6試合で打率.423・2本塁打・4打点・OPS 1.157という成績を残したブルージェイズのロベルト・アロマーが選出された。このあとブルージェイズは、ワールドシリーズでもナショナルリーグ王者アトランタ・ブレーブスを4勝2敗で下して初優勝を成し遂げた。