2003年のアメリカンリーグチャンピオンシップシリーズ
メジャーリーグベースボールの第34回アメリカンリーグ優勝決定シリーズ / ウィキペディア フリーな encyclopedia
2003年の野球において、メジャーリーグベースボール(MLB)のポストシーズンは9月30日に開幕した。アメリカンリーグの第34回リーグチャンピオンシップシリーズ(34th American League Championship Series、以下「リーグ優勝決定戦」と表記)は、10月8日から16日にかけて計7試合が開催された。その結果、ニューヨーク・ヤンキース(東地区)がボストン・レッドソックス(同)を4勝3敗で下し、2年ぶり39回目のリーグ優勝およびワールドシリーズ進出を果たした。
概要
2003年のアメリカンリーグ チャンピオンシップシリーズ | |||||||
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シリーズ情報 | |||||||
試合日程 | 10月8日–16日 | ||||||
観客動員 | 7試合合計:32万8559人 1試合平均:04万6937人 | ||||||
MVP | マリアノ・リベラ(NYY) | ||||||
ALDS | NYY 3–1 MIN BOS 3–2 OAK | ||||||
殿堂表彰者 | ジョー・トーリ(NYY監督) デレク・ジーター(NYY内野手) マイク・ムッシーナ(NYY投手) マリアノ・リベラ(NYY投手) ペドロ・マルティネス(BOS投手) デビッド・オルティーズ(BOS指名打者) | ||||||
チーム情報 | |||||||
ニューヨーク・ヤンキース(NYY) | |||||||
シリーズ出場 | 2年ぶり11回目 | ||||||
GM | ブライアン・キャッシュマン | ||||||
監督 | ジョー・トーリ | ||||||
シーズン成績 | 101勝61敗・勝率.623 東地区優勝 | ||||||
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ボストン・レッドソックス(BOS) | |||||||
シリーズ出場 | 4年ぶり06回目 | ||||||
GM | セオ・エプスタイン | ||||||
監督 | グレイディ・リトル | ||||||
シーズン成績 | 095勝67敗・勝率.586 東地区2位=ワイルドカード | ||||||
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ワールドシリーズ |
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両球団がポストシーズンで対戦するのは、1999年のリーグ優勝決定戦以来4年ぶり2度目。この年のレギュラーシーズンでは両球団は19試合対戦し、ヤンキースが10勝9敗と勝ち越していた[1]。両球団は以前から激しいライバル関係にあったが、特にこの年から翌2004年にかけては殺気立った雰囲気での試合が続き、今シリーズでも第3戦で乱闘が発生した[2]。シリーズは最終第7戦までもつれた末、最後は延長11回裏にアーロン・ブーンがサヨナラ本塁打を放ってヤンキースが制した。ポストシーズンの7戦4勝制シリーズが最終第7戦のサヨナラ本塁打で決着したのは、1960年のワールドシリーズ以来43年ぶり2度目である[注 1][3]。シリーズMVPには、最終第7戦で9回表から3イニングを無失点に抑えて勝利投手となるなど、4試合8.0イニングで1勝0敗2セーブ・防御率1.13という成績を残したヤンキースのマリアノ・リベラが選出された。しかしヤンキースは、ワールドシリーズではナショナルリーグ王者フロリダ・マーリンズに2勝4敗で敗れ、3年ぶり27度目の優勝を逃した。