LSD (薬物)
幻覚剤のひとつ / ウィキペディア フリーな encyclopedia
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リゼルグ酸ジエチルアミドまたはリゼルギン酸ジエチルアミド(英: lysergic acid diethylamide)は、非常に強烈な作用を有する半合成の幻覚剤である。ドイツ語「Lysergsäurediethylamid」の略称でLSD(エルエスディー)として広く知られている。
概要 IUPAC命名法による物質名, 臨床データ ...
IUPAC命名法による物質名 | |
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臨床データ | |
胎児危険度分類 |
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法的規制 |
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投与経路 | 経口、点滴静脈注射、目、筋肉注射 |
薬物動態データ | |
代謝 | 肝臓 |
半減期 | 3–5 時間[1][2] |
排泄 | 腎臓 |
識別 | |
CAS番号 | 50-37-3 |
PubChem | CID: 5761 |
IUPHAR/BPS | 17 |
DrugBank | DB04829 |
ChemSpider | 5558 |
UNII | 8NA5SWF92O |
KEGG | C07542 |
ChEBI | CHEBI:6605 |
ChEMBL | CHEMBL263881 |
日化辞番号 | J9.239H |
別名 |
LSD, LSD-25, lysergide, D-lysergic acid diethyl amide, N,N-diethyl-D-lysergamide |
化学的データ | |
化学式 | C20H25N3O |
分子量 | 323.43 g/mol |
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物理的データ | |
融点 | 80 - 85 °C (176 - 185 °F) |
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開発時のリゼルグ酸誘導体の系列における25番目の物質であったことからLSD-25とも略される。また、アシッド、エル、ドッツ、パープルヘイズ、ブルーヘブンなど様々な俗称がある。
LSDは化学合成されて作られるが、麦角菌やソライロアサガオ、ハワイアン・ベービー・ウッドローズ等に含まれる麦角アルカロイドからも誘導される。
純粋な形態では透明な結晶[注釈 1] であるが、液体の形で製造することも可能であり、これを様々なものに垂らして使うことができるため、形状は水溶液を染みこませた紙片、錠剤、カプセル、ゼラチン等様々である。 日本では1970年頃から密輸を容易にするため紙にLSDをスポットしたペーパー・アシッドが出回り始め[3]、LSDの代名詞となった。
LSDは無臭(人間の場合)、無色、無味で極めて微量で効果を持ち、その効用は摂取量だけでなく、摂取経験や、精神状態、周囲の環境により大きく変化する(セッティングと呼ばれる)。一般にLSDは感覚や感情、記憶、時間が拡張、変化する体験を引き起こし、効能は摂取量や耐性によって、6時間から14時間ほど続く。
日本では1970年に麻薬に指定された。