SDガンダム GGENERATION
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『SDガンダム GGENERATION』(エスディーガンダム ジージェネレーション)シリーズは、バンダイナムコエンターテインメント(旧:バンダイ→バンダイナムコゲームス)より発売されている「ガンダムシリーズ」を題材としたウォー・シミュレーションゲーム。
SDガンダム GGENERATION | |
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ジャンル | シミュレーション |
開発元 |
トムクリエイト ヴァンガード |
発売元 | バンダイナムコエンターテインメント |
1作目 |
SDガンダム GGENERATION (1998年8月6日) |
最新作 |
SDガンダム GGENERATION CROSS RAYS (2019年11月28日) |
テンプレートを表示 |
1998 | SDガンダム GGENERATION |
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1999 | SDガンダム GGENERATION-ZERO |
2000 | SDガンダム GGENERATION-F |
SDガンダム GGENERATION GATHER BEAT | |
2001 | SDガンダム GGENERATION-F.I.F |
SDガンダム GGENERATION GATHER BEAT2 | |
2002 | SDガンダム GGENERATION NEO |
SDガンダム GGENERATION モノアイガンダムズ | |
SDガンダム GGENERATION-DA | |
2003 | SDガンダム GGENERATION ADVANCE |
2004 | SDガンダム GGENERATION SEED |
2005 | SDガンダム GGENERATION DS |
2006 | SDガンダム GGENERATION PORTABLE |
2007 | SDガンダム GGENERATION SPIRITS |
SDガンダム GGENERATION CROSS DRIVE | |
2008 | |
2009 | SDガンダム GGENERATION WARS |
2010 | |
2011 | SDガンダム GGENERATION WORLD |
SDガンダム GGENERATION 3D | |
2012 | SDガンダム GGENERATION OVER WORLD |
2013 | |
2014 | |
2015 | |
2016 | SDガンダム GGENERATION GENESIS |
2017 | |
2018 | |
2019 | SDガンダム GGENERATION CROSS RAYS |
通称は「Gジェネ」「ジージェネ」[1]。
1998年にPlayStation用ソフトとして第1作『SDガンダム GGENERATION』が発売され、以降様々なハードでシリーズ作品が発売されている。
前身となったのはスーファミターボ用に発売された『SDガンダムジェネレーション』シリーズ[1](開発はトムクリエイト)でその後同じくトムクリエイト開発の『SDガンダムエモーショナルジャム』も合流させる形でシリーズのシステム形態が確立されていった。2006年8月3日発売の『PORTABLE』より、バンダイのコンピュータゲーム事業を継承したバンダイナムコゲームス(現在のバンダイナムコエンターテインメント)からの発売となった。
同じくガンダムシリーズを題材としたウォー・シミュレーションゲームである『機動戦士ガンダム ギレンの野望』シリーズが戦争全体を取り扱うリアリズム志向の戦略シミュレーションゲームであるのに対して、本シリーズはSDガンダムを媒体としながらも従来のコミカル路線とは一線を画し[1]、ガンダムシリーズの個々の戦いを再現する戦術シミュレーションゲームである。操作が比較的容易なため、シミュレーションゲーム初心者でも楽しめる作りとなっている。また、作品ごとにオリジナル設定のユニットが登場するのも特徴となっている。
本シリーズは、ゲームシステムがトムクリエイト開発の作品とヴァンガード開発の作品で大きく異なる。また、ストーリー構成の観点から分類すると原作作品のストーリーを再現したステージに自軍が介入するシチュエーションモードを主に採用した作品と、複数の作品のストーリーを元にしてまとめ上げたゲームオリジナルのストーリー展開を行うクロスオーバー作品に分けられる。本記事では便宜上、シリーズ作品のうち家庭用ゲーム機用の作品をトムクリエイト系列とヴァンガード系列に分類して記載する[注 1]。
宇宙世紀作品に登場する機体の性能は、基本的に年代が進むほど高くなるが、宇宙世紀0110年代以降の小型MS(第2期MS)の性能が原作設定上のスペック値に比べて低く設定されていることが多い。一方、宇宙世紀以外のシリーズ作品に登場する機体は作品間の技術レベルの比較が困難なため、性能がその都度一定ではない。
- 捕獲した機体はそのまま自軍の戦力として使うことはもちろん、解体してキャピタル(資金)やパーツにすることもできる。
- 自軍とゲスト軍
- プレイヤーが行動を操作することができるユニットは「ゲスト軍」と「自軍」に分類される。
- ゲスト軍はアムロ・レイや連邦兵といった原作作品の主人公やその味方、あるいはライバルとなるキャラクターである[注 2]。ゲスト軍はステージごとに配置されており、基本的に経験値を得てレベルを上げても次のステージに持ち越されることはない。逆に撃破されたとしても次のステージには何の影響もないが、そのゲスト軍のユニットが撃破されることが敗北条件になっている場合も多い。
- 自軍はプレイヤーが独自に部隊編成をして戦線に投入し、継続して使用していく部隊である。キャラクターやユニットの経験値は次のステージへと引き継がれる。なお、一定の条件を満たすことで原作キャラクターを自軍に編入して使用することができる作品もある。ただしゲスト軍として登場するステージではそちらが優先され、自軍としての出撃は不可能となっている(『WARS』以降は出撃可能)。
- シナリオ
- 主に原作に沿った展開となっている。『ZERO』までは宇宙世紀の時系列順となる一本道シナリオだったが、『F』『PORTABLE』『SPIRITS』『GENESIS』『CROSS RAYS』ではシナリオが用意されている作品の各シナリオを最初からプレイヤーが選択可能となっている。
- 捕獲
- 敵の戦艦を撃破すると、その敵艦に所属していた出撃ユニットは行動不能となり、自軍の戦艦の空き所属枠への捕獲が可能となる。
- 開発・設計
- 敵を倒して経験値を得ることで、機体のレベルを上げて別の機体に変化させる「開発」や2つの異なる機体を素材として別の機体を生産リストに加える「設計」により新しい機体を作ることができる。
- オリジナルキャラクター
- PlayStation作品ではステージによっては、ゲスト軍に「志願兵」が登場する場合がある。この志願兵を最後まで生き残らせたまま[注 3]ステージをクリアすると、その志願兵を自軍に編入することができ、オリジナルキャラクターとなる。オリジナルキャラクターは多数登場するが、その中の誰が編入されるかはランダムで決まる。性格は様々で、高い戦闘能力を持つ者もいれば整備や通信といった戦闘以外の能力が高いブリッジ要員もいる。彼らは名前を自由に変更できる他(『WORLD』以降など一部例外あり)、ニュータイプ能力を持たない場合は強化人間にすることも可能(PlayStation 2作品など一部例外あり)。
- ゲストキャラクター
- PlayStation作品と『SEED』では原作キャラクターを自軍にレンタルすることで、1ステージの間だけ(『SEED』は返却するまで)運用できる。『NEO』ではヴァンガード系列同様にほぼ原作作品の登場人物をプレイヤーが使うことになる。ゲスト軍はいないが、ゲストキャラクターとしてスポット参戦する原作キャラクターは存在する。条件を満たすことで、原作では死亡するキャラクターを自軍に参入させることもできる。また、補充兵としてオリジナルキャラクターが数名登場する。『PORTABLE』では作品シナリオのクリア、『SPIRITS』ではスカウトポイントの蓄積、『WARS』以降は一定の条件を達成して原作キャラクターをスカウトリストに登録することで、自軍にスカウトできるようになった。
- シナリオ
- ガンダムシリーズ各作品をクロスオーバーさせたオリジナルシナリオを基本としている。主人公が軍人であったり(『モノアイガンダムズ』)、主人公が戦渦に巻き込まれる形であったり(『CROSS DRIVE』)、主人公が設定されていない作品(『GATHER BEAT』『ADVANCE』など)もある。
- 捕獲
- 敵機体にダメージを与えてHPを減らしたり複数の味方機で囲むことで捕獲できるが、一般兵の搭乗している機体でないと捕獲できない場合が多い。
- 開発・分解
- キャラクターを育成し、補給ポイントを消費して機体の獲得や強化ができる。主に機体を分解することで入手するパーツを用い他の機体と組み合わせることで新たな機体を獲得できる。設計することはできない。
- ゲストキャラクター
- ゲスト軍はいないが、ゲストキャラクターとしてスポット参戦するキャラクターは存在する。結果的に、ほぼ原作作品の登場キャラクターをプレイヤーが使うことになる。条件を満たすことで、原作では死亡するキャラクターを自軍に参入させることもできる。
- その他
- 各キャラクターの名台詞を「IDコマンド」として使用し、戦闘時に特殊な効果を得ることができる。「交信」コマンドを実行することで特定の敵キャラクターを寝返らせたり、イベントを進行させることができる。