エピゴノイ
ギリシア神話の人物 / ウィキペディア フリーな encyclopedia
この項目では、ギリシア神話の人物たちについて説明しています。その話を物語った叙事詩については「エピゴノイ (叙事詩)」をご覧ください。 |
エピゴノイ(古希: Ἐπίγονοι, Epigonoi)は、ギリシア語で「後に生まれた者」を意味するエピゴノス(epigonos)の複数形。 ギリシア神話では、テーバイ攻めの七将が敗れた10年後に、七将の子供たちが復讐を誓い、再びテーバイを攻めた故事において、この七将の子供たちを「エピゴノイ」と呼んだ。エピゴノイの戦いは「テーバイ攻めの七将」のときとは逆の経過をたどった。彼らは勝利してテーバイを落城させたが、かつての七将のうちただ一人生還したアドラーストスの子アイギアレウスのみがこの戦いで死んだ。
ロバート・グレーヴスによれば、これは古くから吟遊詩人たちが語り伝えてきた物語で、アルゴナウタイの冒険やトロイア戦争より前の紀元前14世紀ごろの史実ではないかと考えられている。
歴史上では、アレクサンドロス大王の死後、その後継者となった部下たちをディアドコイといい、さらにその次代を担う指導者のことをいう。