オスマン家
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オスマン家(オスマンけ、オスマン語: خاندان آل عثمان)は、オスマン帝国の皇帝の家系として続いたテュルク系のヨーロッパ・アジアの皇帝家。13世紀末にアナトリア半島北東部を支配した初代オスマン1世に始まり、36代メフメト6世が廃位される1922年までオスマン帝国に君臨し、今日に至るトルコ人(オスマン人)を形成した。
概要 オスマンオウル家 خاندان آل عثمان, 国 ...
オスマンオウル家 خاندان آل عثمان | |
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帝室 | |
ボスポラス海峡上から眺めたドルマバフチェ宮殿 | |
国 | オスマン帝国 |
主家 | オグズ・カユ氏 |
当主称号 |
皇帝 ・スルターン ・カリフ ・パードシャー ・シャーハンシャー ・ハン ・ベイ ・ローマ皇帝 ・両聖都の守護者 |
当主敬称 | 皇帝陛下 |
創設 | 1299年1月17日 |
家祖 | スレイマン・シャー |
最後の当主 |
メフメト6世 アブデュルメジト2世 (王家としての滅亡) |
現当主 | ハルーン・オスマン(第46代) |
滅亡 |
1922年11月1日 1924年3月3日 (トルコ革命によって滅亡) |
民族 |
テュルク系民族 トルコ人 |
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かつてはオスマン部族(オットマン部族)と呼ばれることも多かったが、オスマンの名は遊牧部族的組織を脱してガーズィー(ジハードに従事するムスリム戦士)集団を率い、君侯国、帝国へと発展しはじめる基礎を打ち立てたオスマンベイ(オスマン帝国の建国者オスマン1世)に由来するため、適当な呼称ではない。現在、成員はオスマンオウル(オスマンの子の意味)という姓を名乗っているので、オスマンオウル家と呼ぶのが正式である。