オーストリア帝冠領
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オーストリア帝冠領(オーストリアていかんりょう)またはクローンラント(Kronland/Kronländer)は、オーストリア帝国の構成地域の総体、ないし1867年から1918年まではオーストリア=ハンガリー帝国の西半地域(ツィスライタニエン)の総体を指した国制概念。帝冠領はハプスブルク家が中央ヨーロッパにおいて数百年にわたって集積し、同家を統治者に戴く同君連合の関係を結んできた地域である。ハプスブルク家世襲領に組み込まれた諸邦ではすでに16世紀から国家統合への動きが始まっており、1804年のオーストリア帝国建国宣言により一応の統合が完了したと見なすことが出来る。