オーム
国際単位系における電気抵抗の組立単位 / ウィキペディア フリーな encyclopedia
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この項目では、抵抗の単位であるオームについて説明しています。その他の用法については「オーム (曖昧さ回避)」をご覧ください。 |
オーム(英: ohm、記号: Ω)は、国際単位系(SI)において一貫性のある電気抵抗(レジスタンス)、およびインピーダンスやリアクタンスの単位である。固有の名称をもつSI組立単位のひとつであり、この名称は電気抵抗に関するオームの法則を発見したドイツの物理学者ゲオルク・ジーモン・オームに由来する。
概要 オーム 英 Ohm, 記号 ...
オーム 英 Ohm | |
---|---|
抵抗器 | |
記号 | Ω |
度量衡 | メートル法 |
系 | 国際単位系 (SI) |
種類 | 組立単位 |
量 | 電気抵抗 |
組立 | V/A |
定義 | (h/e2)/25812.80745... |
由来 | 絶対単位で 107 m/s の電気抵抗[1] |
語源 | ゲオルク・オーム |
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単位の記号にはギリシャ文字の大文字のΩ(オメガ)が用いられる。これはオームの頭文字であるラテン文字のO(オー)では、数字の0(ゼロ)と混同されやすいからである。なお、ゲオルグ・オームの名前をギリシャ文字で表記すると Γκέοργκ Ωμ である。
電気抵抗を表すための単位は、初期の電信業務に関連して経験的にいくつか作られてきた。1861年に英国科学振興協会(英語版)が、メートル法の力学単位から組み立てられる絶対単位を、実用上便利な大きさとなるように10の冪乗の倍量単位としてオームを提唱した。オームの定義はその後何度か修正された。