ガングート級戦艦
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ガングート級戦艦(ガングートきゅうせんかん、ロシア語: Линейные корабли типа «Гангут»)は、ロシア帝国海軍が初めて建造した弩級戦艦の艦級である。同型艦は「ガングート」「ペトロパブロフスク」「ポルタヴァ」「セヴァストポリ」の4隻で、全て1914年に竣工した。
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ガングート級戦艦 | ||
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「Гангут(ガングート)」。 竣工直後の1915年6月27日、ヘルシンキで撮影。 | ||
「Октябрьская Революция(十月革命)」(旧艦名「ガングート」)。近代化改装後の1934年撮影。 | ||
艦級概観 | ||
艦種 | 戦艦 | |
艦名 | ロシア帝国時代の戦場→パリコミューン、ロシア革命に関する人名・用語 | |
所属 | ロシア帝国海軍バルト海・黒海艦隊 ロシア共和国海軍(1918-1920) (1920-1923) ソ連海軍(1924) 1935~ | |
前級 | インペラートル・パーヴェル1世級 | |
次級 | インペラトリッツァ・マリーヤ級 | |
性能諸元 | ||
排水量 | 基準:23,360トン(1936年:23,606トン) 常備:25,466トン 満載:26,692トン | |
全長 | 181.2m(1936年:184.9m) | |
全幅 | 26.6m | |
吃水 | 8.4m | |
機関 | ヤーロー式重油・石炭混焼水管缶25基(セバストーポリのみ1938年に重油専焼水管缶22基に換装) +パーソンズ式直結タービン(高速・低速)2組4軸推進 | |
最大出力 | 42,000hp | |
最大速力 | 23.4ノット(1936年:22.5ノット) | |
航続距離 | 16ノット/4,000海里 10ノット/5,000海里 | |
乗員 | 1,126名 | |
兵装 | 1907年型 30.5cm(52口径)三連装砲4基 1905年型 12cm(50口径)単装速射砲16基 1883年型 4.7cm(43.5口径)単装速射砲4基 (1936年追加:1935年型 7.62cm(55口径)単装高角砲6基、 オチキス 13.2mm(76口径)4連装機銃6基&同単装機銃12基) | |
装甲 | 舷側:225mm(水線部)、125mm(艦首尾部)、125mm(上甲板側面)、38~51mm(断片防御)、38mm(水密隔壁) 甲板:25~37~76mm(主甲板) 主砲塔: 203mm(前盾)、-mm(側盾)、-mm(後盾)、-mm(天蓋) バーベット部:203mm(最大厚) 副砲ケースメイト:125mm(最大厚) 司令塔:254mm(最大厚) | |
航空兵装 | なし(1936年:水上機1機、カタパルト1基。1942年全撤去) |
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ネームシップの艦名のガングートとは、大北方戦争の海上決戦・ハンゲの海戦(1714年)の舞台となったハンコ半島のロシアでの呼称である。