シキミ属
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シキミ属(学名: Illicium)は、被子植物のマツブサ科に分類される属の1つである[3]。常緑性の低木から高木であり、精油細胞をもち芳香がする。花は両性花であり、らせん状に配置した多数の花被片と雄しべをもつ(図1a)。雌しべは多数が輪生しており、集合性の袋果となる(図1b)。40種ほどが知られ、東アジアから東南アジアと北アメリカに隔離分布している。トウシキミの果実は、香辛料として広く用いられている(
概要 シキミ属, 分類 ...
シキミ属 | |||||||||||||||
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分類 | |||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||
Illicium L. (1759)[1] | |||||||||||||||
タイプ種 | |||||||||||||||
シキミ Illicium anisatum L. (1759)[2] | |||||||||||||||
シノニム | |||||||||||||||
英名 | |||||||||||||||
anisetree[3], star anise[4] | |||||||||||||||
下位分類 | |||||||||||||||
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本属のみでシキミ科 (学名: Illiciaceae) とすることが多かったが、2020年現在ではふつうマツブサ科に分類される。学名はラテン語の illicere("魅了する")に由来する[4]