ダンスホールレゲエ
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ダンスホール・レゲエ(Dancehall Reggae, または略してダンスホール Dancehall)は、1970年代後半に、ジャマイカのサウンドシステム文化の中で生まれたレゲエ音楽のひとつ。
1980年代から90年代にかけてイエローマン、シャバ・ランクス、ショーン・ポール、ブジュ・バントン、ビーニー・マン、バウンティ・キラー、タイガー、シャインヘッド、スーパーキャットなどのDJやシンガーの活躍によって人気を拡大していった。 ダンスホールは、転調や展開のほとんどないリディムに即興で言葉を乗せて歌ったりトースティングしたりするDJが代表的スタイルだが、一方同様のリディムでシンガーが歌を歌ったものもダンスホールと呼ぶ。ダンスホールのリディムは通常ルーツ・ロック・レゲエよりもはるかに速く、演奏はドラムマシンやサンプラーなどの打ち込みによって制作される。ダンスホールの歌詞は一般的に、スラックネス(下ネタ)など、俗っぽい内容が多く、80年代以降のジャマイカ音楽の主流になっている。