データベース設計
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データベース設計(データベースせっけい、英: database design)は、ソフトウェア開発工程においてデータベースの詳細なデータモデルを作る工程である。 データベース設計の成果物である物理スキーマは、論理設計上の決定と物理設計上の決定、および物理的な記憶装置に設定するパラメタ群を、すべて含む。 物理スキーマで記述される物理的な記憶装置に設定するパラメタ群については、なんらかのデータ定義言語 (DDL) を使って記述する際に必要なパラメタ群のみを、決定する。 DDLで記述された内容は、データベースを構築するために使うことができる。 十分に詳細に記述されたデータモデルは、おのおのの実体ごとに属性群を詳細に規定する。
データベース設計という用語には、あいまいさがある。 データベースシステム(データベースを使うコンピュータシステム)の全体の設計のうち、いくつかの異なる構成要素に対して、データベース設計という同じ用語が使われている。 正確には、データベース設計という用語は、データを永続化 (格納) するために使われる基本データ構造群の論理的な設計を意味すると、考えられている。 関係データベースを使う関係モデルにおいては、データベース設計は、基底関係(関係、表、テーブル)の集まりと導出関係 (ビュー)の集まりをいう。 オブジェクトデータベースを使うオブジェクト指向モデリングにおいては、データベース設計は、実体(エンティティ)の集まりと関連(リレーションシップ)の集まりは、オブジェクトのクラスの集まりと名前つきの関連の集まりに、直接に対応づけられる。 しかしながら、データベース設計という用語は、設計の工程の全体に対して適用されることもある。 その場合は、基本データ構造に加えて、データベース管理システム (DBMS) においてデータベースと相互作用するアプリケーションソフトウェア全体の一部分として使われる、ユーザインタフェースやデータ操作(データ問い合わせを含む)をも、データベース設計の対象に含まれる。