ブーメラン
狩猟やスポーツに使われる棍棒の一種 / ウィキペディア フリーな encyclopedia
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この項目では、狩猟やスポーツに使われる民具について説明しています。その他の用法については「ブーメラン (曖昧さ回避)」をご覧ください。 |
ブーメラン(boomerang)は、狩猟やスポーツに使われる棍棒の一種。かつては飛去来器とも訳された民具である。大型のものを除けば、手で投げて飛ばすことができる。投げた後にある程度の距離を飛行し手元に帰ってくる種類が特に有名であり、一般にブーメランといえばこの種のものが連想される。1950年代後半から1970年代前半の日本では駄菓子屋でプラスチック製のブーメランが子供のおもちゃとして好評を博し、60年代の特撮作品『怪獣王子』で主人公の少年が使う大型の武器として採用されたり、小学館の子供向け雑誌などにも紙製ブーメランが付録として添付されるなど、子供を中心に日本でもなじみの深い玩具として浸透した。
手元に返ってくるというものから、比喩として「何らかの行動に対してリターンやリスクが返ってくる」、「返却されて戻ってくる」ということを「ブーメラン効果」といい、単に「ブーメラン」とも表現される。近年では、「自分にも当てはまっている事を棚に上げて他人の問題点を偉そうに批判している事」も「ブーメラン」と表現される事が多い(ただし後述の通り、戻る機能はブーメランの必須条件ではない。)。