声帯
脊椎動物の喉頭の上部(前部)にある発声するための器官 / ウィキペディア フリーな encyclopedia
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声帯(せいたい、英: Vocal cords あるいは Vocal folds)は、脊椎動物の喉頭の上部(前部)に位置する器官。発声を司る。
鳥類には声帯はなく、さらに肺に近い部位に位置する鳴管が発声器官となっている。
開閉する左右1対の襞(ひだ、英: folds)の間の隙間(声門裂)に、肺から排出される空気を通過させ、振動を引き起こすことで音(声)を発する。
ヒトの場合、声帯の運動を支配するのは、第X脳神経である迷走神経の分枝、反回神経である。反回神経は、右側では右鎖骨下動脈の下、左側では大動脈の下で分枝し、迷走神経本幹とは逆に上行し(このために反回神経と呼ばれる)、喉頭に入る。