外郎売
「ういろう」の由来、薬効を早口言葉で演じるせりふ芸 / ウィキペディア フリーな encyclopedia
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外郎売(ういろううり)は、享保3年1月2日(1718年2月1日)、江戸森田座(守田座)において『若緑勢曾我』(わかみどりいきおいそが)の中で二代目市川團十郎によって初演された、「ういろう」の由来、薬効を早口言葉で演じるせりふ芸である。もともとは歌舞伎の劇中で演じられる趣向のひとつであり、歌舞伎十八番に選定された天保3年(1832年)以降、「助六」の劇中で演じられるのが通例となり、せりふ芸から長唄を交えながら演じられるように変化していく。その後、大正11年(1922年)に初めて単独で上演され、昭和55年(1980年)の十代目市川海老蔵による上演以降は、本来のせりふ芸としての色彩が強い形で単独にて演じられている。また俳優やアナウンサーや声優の練習材料として優れたものであると評価されており、練習教材として広く用いられている。