大正新脩大蔵経
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大正新脩大蔵経(大正新脩大藏經、たいしょうしんしゅうだいぞうきょう)は、大正13年(1924年)から昭和9年(1934年)までの10年間をかけて日本の大正一切経刊行会が編纂した大蔵経。北宋代に蜀(四川省)で開版された漢訳大蔵経である『開宝蔵』を最もよく保存していた朝鮮海印寺の高麗大蔵経再彫本を底本としつつ、日本にあった各地・各種の漢訳仏典をすべて調査校合した民間人の手による「漢訳仏典の総集」とも言えるものである。大正大蔵経、大正蔵ともいう。
概要 大正新脩大蔵経, 編集者 ...
大正新脩大蔵経 | ||
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編集者 | 大正一切経刊行会 | |
著者 | 高楠順次郎、渡辺海旭、小野玄妙 | |
発行日 | 1924-1934年 | |
発行元 | 大蔵出版 | |
ジャンル | 仏教書(大蔵経) | |
国 | 日本 | |
言語 | 日本語 | |
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編纂責任者は、高楠順次郎・渡辺海旭[1]・小野玄妙(おの げんみょう、1883-1939年、浄土宗僧侶)の3名。当時の仏教関係の大学研究者が一致協力し、校訂作業に当たった。
出版・刊行は大蔵出版が担っており、同社からは大正蔵を底本として新たな学術研究の成果を踏まえた現代日本語訳の大蔵経である『新国訳大蔵経』も、1990年代から刊行中である。大正蔵を底本とした日本語訳の大蔵経としては、他には、大東出版社から「印度撰述部155巻」と「和漢撰述部100巻」が刊行されている、より文量・翻訳量が多く網羅性が高い『国訳一切経』がある(なお、その他の日本語訳大蔵経としては、日本の各宗派の需要が高い仏典だけに的を絞った、比較的小部の『国訳大蔵経』『昭和新纂国訳大蔵経』などがある)。
2008年、大蔵経テキストデータベース研究会によって『大正新脩大蔵経』テキストデータベースがインターネット上で公開された。