杜預
222-284, 三国~西晋時代の政治家・武将・学者。字は元凱。諡は成。 / ウィキペディア フリーな encyclopedia
杜 預(と よ、222年 - 284年)は、中国三国時代から西晋時代の政治家・武将・学者。魏・西晋に仕えた。字は元凱。諡は成。慣用的には「どよ」とも読まれてきた。京兆尹杜陵県(現在の陝西省西安市雁塔区)の人。祖父は杜畿。父は杜恕。妻は高陸公主(司馬懿の娘)。子は杜錫・杜躋・杜耽・杜尹など。なお杜耽の末裔が杜甫で、杜尹の末裔が杜牧である。『春秋経伝集解』の著者。
傅玄の『傅子』によると、その遠祖は『史記』酷吏列伝で“酷吏”と評された前漢の御史大夫の杜周である。その子で父と同じ御史大夫を務めた杜延年は、父や弟と共に南陽郡杜衍県(現在の河南省南陽市宛城区)から茂陵(現在の陝西省咸陽市興平市)に移住した。後に杜延年が更に杜陵(現在の陝西省西安市雁塔区)に移住したため、子孫は代々ここに居住することになった。唐代の詩聖杜甫は彼の末裔にあたる。