東京の休日 (1991年の映画)
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『東京の休日』(とうきょうのきゅうじつ)は、1991年11月2日公開の日本映画であり、東北新社初の自社製作・配給作品である。 監督を務めた長尾直樹はもともとCMディレクターであり、本作が劇場用映画監督デビュー作である。 また、主演を務めたロック歌手の川村かおりも本作が映画初出演である。このほかにも、エディ・コンスタンティーヌやディック・ルード、サンサレイ・リーなど、日本国外からの出演者もいた。
概要 東京の休日, 監督 ...
東京の休日 | |
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監督 | 長尾直樹 |
脚本 |
康珍化 長尾直樹 |
製作 |
井上弘道 太田靖 |
音楽 | 近藤達郎 |
撮影 | 鋤田正義 |
編集 | 川島章正 |
製作会社 | 東北新社 |
配給 | 東北新社 |
公開 | 1991年11月2日 |
上映時間 | 96分 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
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原案・共同脚本には、作詞家で『稲村ジェーン』の脚本も手掛けた康珍化。撮影はデビッド・ボウイなどのミュージシャンのポートレートやアルバム・ジャケットの他、寺山修司監督作品『書を捨てよ町へ出よう』にもムービーカメラマンとして参加した鋤田正義。
非現実的な設定、何も起こらないストーリー、淡々としたテンポ、場面転換時に画面がブラックアウト(黒画面)になる、詩的なセリフ、赤・青の原色を強調した絵画のように幻想的な映像、コメディタッチの音楽、登場人物達が日本語、英語、中国語を話し、劇中のセリフの約8割が英語で日本語字幕スーパーが付く、ドラマの進行中に詩の一節が字幕で挿入される、危機的なシーンに髑髏のオブジェの画面がモンタージュされる…等、アヴァンギャルドなスタイルが目立つ作品。
35mm/スタンダード・サイズ/カラー/モノラル/上映時間96分。