欧州連合基本条約
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欧州連合基本条約(おうしゅうれんごうきほんじょうやく、仏: Traités de l'Union européenne 英: Treaties of the European Union)とは、欧州連合の法的根拠となっている加盟国の間で締結されている諸条約のことである。
概要 Treaties of the European Union, 所在地 ...
Treaties of the European Union | |
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所在地 | イタリア外務省 |
目的 | 欧州連合により統治される法律および原則の確立 |
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欧州連合の機関はこれらの条約を根拠として設立されており、また欧州連合の国際機関としての行動や目的についても定められている。また、欧州連合はこれらの基本条約によって授権されており、そのため基本条約で定められた範囲内でしか権限を行使することができない。
欧州連合は1993年発効の「欧州連合条約」(マーストリヒト条約)と、1958年発効の「欧州連合の機能に関する条約」(ローマ条約。旧正式名称「欧州経済共同体設立条約」)という2つの条約を主な根拠としている。
この主要な2つの条約、およびこれらに附属する議定書や宣言は、発効してから少なくとも10年に1度は修正が加えられてきており、直近では2009年発効の「欧州連合条約および欧州共同体設立条約を修正するリスボン条約」(リスボン条約)によって修正されている。