親衛隊大尉
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親衛隊大尉(しんえいたいたいい)は国民社会主義ドイツ労働者党(ナチス党)の親衛隊(SS)の階級「SS-Hauptsturmführer 」の訳語の一つである。
「Hauptsturmführer」(ハプトストルムフューラー、直訳すると高級中隊指導者)は親衛隊(SS)に限らず、国家社会主義自動車軍団(NSKK)、国家社会主義航空軍団(NSFK)といったナチス党組織に存在した階級である。ドイツ陸軍の大尉(Hauptmann)に相当する階級であるため、「(SS,SA,NSFK)大尉」と訳されることが多い。
米英では訳さず原文を用いるが、敢えて訳す場合には陸軍の階級呼称を利用して SS (もしくはSA,NSFK)Captain と訳される。またドイツでも最近の研究書では陸軍の階級呼称を併記している。
一方突撃隊(SA)においては、Hauptsturmführerが存在せず、代わりにSturmhauptführer(ストルムハプトフューラー)という階級を用いている。親衛隊も1934年以前は突撃隊と同様にSturmhauptführerを使用していた。