佐久間軍記
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『佐久間軍記』(さくまぐんき)は、戦国時代から江戸時代にかけての佐久間氏の働きを記録した軍記物のひとつ。著者は佐久間常関(または常閑)とされるが、この人物について巻末に大森信濃守の父で、池田貞雄(池田秀氏の子)の知己と書いてあるが、それ以外の詳しいことはわからない。書かれた時期は江戸初期。
ウィキソースに佐久間軍記の原文があります。
内容は、天文18年の織田信長の家督相続から始まり、佐久間盛重や佐久間信盛の活躍が描かれ、後に佐久間盛次の四人の子(盛政、安政、勝政、勝之)の記述に移って、慶長20年の大坂の陣で終わる。所々、史実とは異なる記述があり、確かな史料とは考えられていない。