少将滋幹の母
谷崎潤一郎の長編小説 / ウィキペディア フリーな encyclopedia
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『少将滋幹の母』(しょうしょう しげもとの はは)は、谷崎潤一郎の長編小説。王朝物の時代小説である。美しい若妻・北の方を藤原時平に強奪された老齢の藤原国経の妄執の念と、その遺児・藤原滋幹が恋い慕う母の面影の物語。戦後の谷崎文学の傑作の一つとして多くの作家や文芸評論家から賞讃された作品で、高齢の谷崎自身の幼い頃の母の記憶、永遠の女性像を仮託している作品でもある[1][2]。
概要 少将滋幹の母, 訳題 ...
少将滋幹の母 | |
---|---|
訳題 | Captain Shigemoto's Mother |
作者 | 谷崎潤一郎 |
国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
ジャンル | 長編小説 |
発表形態 | 新聞連載 |
初出情報 | |
初出 | 『毎日新聞』1949年11月16日号-1950年2月9日号 |
挿絵 | 小倉遊亀 |
刊本情報 | |
出版元 | 毎日新聞社 |
出版年月日 | 1950年8月 |
装幀 | 安田靫彦 |
総ページ数 | 248 |
id | NCID BN10687482 |
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1949年(昭和24年)11月16日から1950年(昭和25年)2月9日まで『毎日新聞』に連載された[1]。単行本は1950年(昭和25年)8月に毎日新聞社より刊行された。以後これまでに幾度となく舞台化やドラマ化がなされ、海外でも翻訳がなされている代表作である。