そこをなんとか
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『そこをなんとか』は、麻生みことによる日本の漫画。片瀬小波が監修する。『MELODY』(白泉社)にて2007年6月号から2018年10月まで連載された。単行本は同社の花とゆめコミックススペシャルレーベルにて、全15巻が刊行されている。作品題名は、楽子が依頼人のため相手に食い下がって連発する「そこを何とか!」にちなむ。
2007年、司法制度改革により司法修習修了者が急増したため、弁護士の就職難という事態が発生する。その一人、改世楽子はかつてのバイト先の客であった菅原を頼って事務所に入所し、先輩弁護士の東海林弘明と弁護士として業務に当たる。主人公が新司法試験の合格者であることをはじめ、近年改正された法律など比較的新しい法知識を盛り込む。また、離婚に関する交渉や遺産の相続問題といった訴訟以外の弁護士の業務を扱うほか、国選弁護人や裁判員制度といった司法制度も扱う。