ひよこ - Wikiwand
For faster navigation, this Iframe is preloading the Wikiwand page for ひよこ.

ひよこ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ひよこ(雛)は、ニワトリひな鳥のこと。

養鶏場や孵卵場で、孵卵器を使って人工孵化させることが行われている。食肉用、採卵用として飼育されるのが普通である。

矮鶏(チャボ)や烏骨鶏では卵を何個か産んだ後に抱卵する習性があるが、品種改良の進んだ現在の多くの鶏の品種では抱卵する習性が出ないように選抜・改良されている(抱卵すると卵を産まなくなるため。採卵用の鶏では抱卵=年間産卵数の減少となってしまう)。そのため商業的に大量のひよこを孵化させる場合には、人工孵化が一般的に行われる。孵卵器で加温を始めてから(孵化に良い条件を整えると)通常は21日間で孵化する。卵から孵化する時に殻を内側から破る為に、ひよこのくちばしの先端には「卵歯」(らんし)と呼ばれる小さな突起があるが、これは数日すると取れてしまう。

なお「ひよこ」は、他の鳥(特にアヒル)のひな鳥の呼称としても用いられることがある。

ひよこ
ひよこ

飼育

生まれて間もないひよこは体温の低下により死んでしまう事があるので、親鳥が育てる場合を除いては育雛(いくすう)箱で温め育てるのが一般的である。

箱の中には保温用のヒヨコ電球やヒーターを設置して、餌と水を入れてやる必要がある(可能であれば湿度にも注意を払う)。少数のひよこを育てる場合は適当な空き箱で代用可能であるが、保温用の器具はやはり真夏以外は必須である。エサは、成鶏用では穀物の粒が大きすぎるので、「ひよこ用」として売られている細かい粉末状のエサの方が食べやすい。なお孵化直後は体内に栄養分がまだ残っているので、孵化後1、2日程度はエサを食べない。また現代では病気予防のため、ひよこのうちにワクチンを接種する事も一般的に行われている。

ニワトリを複数羽で飼育すると、群れの中で順位が生じて下位のニワトリは上位のニワトリに嘴でつつかれる現象が発生する。羽が抜けたり出血したりして酷い場合には衰弱して死んでしまうので、多くの養鶏場ではひよこの内に嘴の先端を切ってしまう「デビーク」という作業を行う(ちなみにこの項目に掲載されているひよこ・ニワトリの写真は、いずれもデビークされていない画像である)。

鶏卵用の雄

鶏卵用ののひよこは産卵できないため、用途がほとんどない。

羽毛を染料で様々な色に着色し、愛玩用のカラーひよことして販売される例がある。かつては日本でも販売されていた。

2009年に動物愛護団体「マーシー・フォー・アニマルズ」が、アメリカの孵化場で雄のひよこ数千羽が生きたままシュレッダーにかけられる盗撮映像を公開した[1]

2020年にフランスのディディエ・ギヨーム農相は、生きたままひよこを粉砕殺処分することを2021年末に禁止すると発表した[2]

画像

  • 品種によっては黒いひよこも存在する。卵歯がまだ残っている(着色されたカラーひよこではない)。
    品種によっては黒いひよこも存在する。卵歯がまだ残っている(着色されたカラーひよこではない)。
  • 首の部分に茶色いラインの出るゴールデンネック種のひよこ。
    首の部分に茶色いラインの出るゴールデンネック種のひよこ。
  • 孵化して約1ヶ月の雌。小さいながら羽毛が伸びて鶏冠(とさか)も成長してきている。
    孵化して約1ヶ月の雌。小さいながら羽毛が伸びて鶏冠(とさか)も成長してきている。
  • 生まれてから4ヶ月半から半年程度で、ほぼ成鶏の大きさになる。
    生まれてから4ヶ月半から半年程度で、ほぼ成鶏の大きさになる。

比喩

ひよこは、経験の少ない者の比喩にもつかわれる。「ひよっこ」とも発音される。

ひよこをモチーフとした作品・商品

菓子

  • ひよ子
  • ぴよりん(名古屋駅構内で販売されているひよこの形をした生スイーツ)

キャラクター

脚注・出典

関連項目

ウィキメディア・コモンズには、ひよこに関連するカテゴリがあります。
{{bottomLinkPreText}} {{bottomLinkText}}
ひよこ
Listen to this article