みづうみ
ウィキペディア フリーな encyclopedia
この項目では、川端康成の小説について説明しています。原義については「湖」を、その他の用法については「みずうみ (曖昧さ回避)」をご覧ください。 |
『みづうみ』は、川端康成の長編小説。川端の日本的鎮魂歌路線とは異質で、発表当初、好悪の分れる衝撃的な作品として受け取られ[1]、〈魔界〉のテーマが本格的に盛り込まれ始めた小説である[2][3][4]。気に入った美しい女を見かけると、その後を追ってしまう奇行癖のある男が、ある聖少女の美しい黒い目の中のみずうみを裸で泳ぎたいと願う物語。様々な女性への秘めた情念を、回顧、現実、妄想、幻想などの微妙な連想を織り交ぜた「意識の流れ」で描写し、「永遠の憧れの姿」に象徴化させている[1]。現代仮名遣いでは『みずうみ』表記だが、原題のまま論じられることが多い[5]。
概要 みづうみ, 訳題 ...
みづうみ | |
---|---|
訳題 | The Lake |
作者 | 川端康成 |
国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
ジャンル | 長編小説 |
発表形態 | 雑誌連載 |
初出情報 | |
初出 | 『新潮』1954年 1月号(第51巻第1号) - 12月号(第51巻第12号)(全12回) |
刊本情報 | |
出版元 | 新潮社 |
出版年月日 | 1955年4月15日 |
装幀 |
徳岡神泉 題簽:町春草 |
総ページ数 | 207 |
ウィキポータル 文学 ポータル 書物 | |
テンプレートを表示 |
閉じる