わが友ヒットラー
日本の三島由紀夫による戯曲 / ウィキペディア フリーな encyclopedia
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『わが友ヒットラー』(わがともヒットラー)は、三島由紀夫の戯曲。全3幕から成る。アドルフ・ヒトラーが政権を獲得した翌年に起こした突撃隊粛清(レーム事件)を元にした作品である。ヒトラーに厚い友情を抱いているナチスの私兵・突撃隊幕僚長のエルンスト・レームと、全体主義の移行のために「中道」姿勢を国民に見せておく必要から極右のレーム処分を考えるヒトラーとの対比を会話劇で描いている。私兵「楯の会」を率いていた三島が、レームに理想の人物像を重ね合わせている作品でもある[1][2]。登場人物が男性4人だけなので、女性6人のみの『サド侯爵夫人』と対をなす作品となっている[1]。なお、作者・三島による脚本読みの肉声録音が残っている[3]。
概要 わが友ヒットラー, 訳題 ...
わが友ヒットラー | |
---|---|
訳題 | My Friend Hitler |
作者 | 三島由紀夫 |
国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
ジャンル | 戯曲 |
幕数 | 3幕 |
初出情報 | |
初出 | 『文學界』1968年12月号 |
刊本情報 | |
出版元 | 新潮社 |
出版年月日 | 1968年12月10日 |
装幀 | 前川直 |
総ページ数 | 144 |
初演情報 | |
公演名 | 劇団浪曼劇場第1回公演 |
場所 | 紀伊國屋ホール |
初演公開日 | 1969年1月18日 |
劇団 | 浪曼劇場 |
演出 | 松浦竹夫 |
主演 | 村上冬樹 |
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