アキレス腱断裂
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アキレス腱断裂(アキレスけんだんれつ、英:rupture of Achilles tendon、独:Ruptur der Achillessehne)は、腓腹筋の自動収縮、介達外力、直達外力、過伸展などにより、踵骨後上部に付着して下腿三頭筋の末梢部を形成するアキレス腱が断裂した状態である。腱断裂の結果として跛行音(びっこを引く)が発生し、歩くことが難しくなる[1][1]。
診断は一般的に、主訴と検査によってなされ、医用イメージングにて支援される[2]。
予防法の一つは、運動前のストレッチである[1]。治療は手術か、ギブス固定である[3][2][4]。 強い負荷がかかった後も、4週間以内と、比較的早く復帰可能である[3][5]。再断裂リスクは、ギブス処置の場合25%ほどである[2]。損傷から4週間以内に適切な治療を受けないと、予後はよくはない[6]。
アキレス腱断裂は、年間10,000人あたり約1人で起こっている[2]。男性のほうが女性よりも多く発症している[7]。30代から50代の人々が最もよく発症する[2]。